U-125
自動飛行点検装置を搭載、「航空保安無線施設」の機能を点検します
電波により航空機の航行を援助するための施設である、自衛隊の「航空保安無線施設」の機能の状態を点検するのが「飛行点検機」です。U-125は平成2年度の予算で1機の調達を開始し、計3機を取得しました。その特徴は、低高度から高高度までの飛行点検が可能で、自動飛行点検装置(米国製のAFIS)を搭載していることです。原型は英国ブリティッシュ・エアロスペース社の「BAe125-800」です。
分類 | 飛行点検機 |
乗員 | 7人 |
全幅 | 約15.66m |
全長 | 約15.60m |
全高 | 約5.36m |
自重 | 約6,860kg |
エンジン | 2基 |
名称 | TFE731-5R-1H |
推力 | 1,950kg/1基 |
型式 | ターボファン |
運用自重 | 約8.1t |
性能 | |
最大速度 | マッハ約0.8(約860km/h) |
巡航速度 | 約740km/h |
実用上限限度 | 約13,100m |
航続距離 | 約5,500km |
【U-125】(ゆーひゃくにじゅうご)
イギリス製ビジネスジェット機のBAe125-800を、航空自衛隊で採用した際の制式番号。
U(汎用機)の記号が付けられているが、機体をそのまま輸送・連絡に用いているわけではなく、下記の各任務に必要な装備が追加されている。
飛行点検隊が運用する飛行点検機(航法施設検査機)型のU-125と、TIEと呼ばれる収納式赤外線画像装置や捜索レーダーなどを追加した捜索救難機型のU-125Aが存在する。
スペックデータ
乗員 | 4名 |
全高 | 5.37m |
全長 | 15.59m |
全幅 | 15.66m |
主翼面積 | 34.8㎡ |
重量 | 7.35t |
最大離陸重量 | 12,750kg |
燃料搭載量 (機体内) | 5,674リットル |
エンジン | ギャレット(現アライドシグナル)TFE731-5R-1Hターボファン(推力2,113kg)×2基 |
最高速度 | 980km/h |
上昇率 (海面上) | 945m/min |
実用上昇限度 | 13,100m |
航続距離 | 5,560km |
バリエーション
U-125
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/06 17:37 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動U-125またはU125
- ドイツ海軍の潜水艦
- U125 (潜水艦・初代) - UE II型、1918年就役
- U125 (潜水艦・2代) - IXC型、1931年就役
- 航空機についてはU-125 (航空機)
をそれぞれ参照の事
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U-125
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/03 18:55 UTC 版)
「U-125 (航空機)」の記事における「U-125」の解説
航空自衛隊が運用している飛行点検機(航法施設検査機)である。航空航法設備などの動作点検を行うことを目的としており、自動飛行点検装置を搭載している。入間基地の飛行点検隊に配備されており、飛行点検隊の他機と同様に白と赤を基調とした塗装がなされている。 それまでのMU-2Jに代わって、1990年(平成2年)度より3機が調達された。MU-2より高空域における飛行点検が可能となっている。 2016年4月6日、鹿屋航空基地で電波航法設備の点検に当たっていた1機(#043)が、基地北側の高隈山地付近で行方不明となった。御岳中腹に墜落した残骸が翌7日早朝に発見され、8日までに乗員6名(操縦士・検査員・整備員各2名)全員の死亡が確認された。7月29日、航空自衛隊は、事故原因がパイロットエラー及び悪天候による複合的なものだったと発表した。 損耗機の代替はサイテーション680Aが選定された。 詳細は「U-125御岳墜落事故」を参照
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