TextEdit
TextEditとは、Mac OS Xに標準で装備されているテキストエディタのことである。
TextEditは、単純に文字情報のみを扱うプレーンテキスト形式と、文字の色や大きさといった書式を変更したり、文書に画像を挿入したりできるリッチテキスト形式(Rich Text Format)の両方を扱うことができる。また、簡易なHTMLエディタとしても機能する。なお、TextEditのデフォルト設定では、文書はリッチテキストの編集機能で起動する。
ちなみに、Mac OS X以前のMac OSでは、TextEditの代わりにSimpleTextと呼ばれるテキストエディタが附属していた。
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テキストエディット
テキストエディット (TextEdit) とは、macOSに付標準搭載するアプリケーション、またはClassic Mac OSにおけるテキスト編集のためのアプリケーションフレームワークのことである。
シンプルな見た目からは想像できないほど多機能なワープロソフトで、テキストの設定・編集やHTML書類の処理、ムービーや画像の挿入など、市販のアプリケーションと同様の各種ツールを備えている。
アプリとしてのテキストエディット
TextEdit in Mac OS X. | |
開発元 | Apple |
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最新版 | 1.19 / 2019年 |
対応OS | macOS |
種別 | テキストエディタ、ワープロ |
ライセンス | macOSにバンドル |
公式サイト | テキストエディットユーザガイド |
テキストエディットは、macOSに付属する標準テキストエディタのこと。元々はNeXTSTEP付属のテキストエディタEditであり、移植したものである。
開発フレームワークであるCocoaの機能(下記NSTextView)をほぼそのまま反映したアプリケーションであり、macOSがバージョンアップする度に機能が強化されている。Apple Developers Toolsに全てのソースコードが付属しており、一種のデモソフトと考える事もできる。開発者がコードのテストベッドに利用するケースも多い。Mac OS X v10.4に付属のバージョンでは埋め込みの表やHTML書き出し、Microsoft Wordのdoc形式ファイルのブラウズをサポートするまでになった。
フレームワークとしてのTextEdit
フレームワークとしてのTextEditは、その歴史が古い。
macOS以前のClassic Mac OSにおいて既に非常にシンプルなテキスト編集環境を提供していた。TextEditを使えばTeachText程度のテキストエディタが作れる。しかし、フレームワークとしてはかなり古く、32KBまでのテキストしか扱えない、多言語に対応できていないなどの欠点を持つ。その後、それを補うためにMultilingual Text Editor(略してMLTE)と呼ばれるフレームワークが開発された。しかし、MLTEが搭載されたMac OS 9がリリースされるころにはサードパーティーによる強力なテキストエンジンWASTEフレームワークが普及していたため、MLTEが使われることはほとんどなかった。CocoaではNSTextViewに取って代わっている。NSTextViewは強力なテキストエンジンとして広く受け入れられている。
関連項目
TextEdit
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 08:25 UTC 版)
「Mac OS X v10.2」の記事における「TextEdit」の解説
EUC-JPに対応。行揃え、行間の設定、行間の単位指定、タブなどの機能をもつツールバーが表示されるようになった(隠すことも可能)。
※この「TextEdit」の解説は、「Mac OS X v10.2」の解説の一部です。
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