TBSテレビとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:36 UTC 版)
テレビ放送開始当時のRNBは、日本テレビやラジオ東京(現:TBSテレビ)などを中心にしたクロスネット編成であったが、瀬戸内海周辺にはラジオ中国(現:中国放送) や山陽放送(現・RSK山陽放送)、大分放送 などがJNN系列入りし、お互いにサービスエリアが重複することや営業面での再考から、さらにマイクロ回線の都合も重なった ことから、正式なテレビネットワークとしてはラジオ東京ではなく日本テレビ系列入りすることになる。 ただし、ラジオでのネットワーク関係も相まってTBSテレビとの関係はきわめて良好だった。JNN排他協定の関係で、取材・配信には原則として参加できないものの、「番販」及び「準系列局」扱いで『JNNニュース』の放送が認められた 他、朝7時台は『ヤング720』以来、TBSテレビ制作番組のネットを受け、制作にも協力していた。そのため1992年10月のあいテレビの開局までは、『ズームイン!!朝!』(日本テレビ系)を放送していない。これは秋田放送も同様である。現在も現役の山下泰則アナや戒田節子アナが地元レポーターとして登場していた。山下アナはそのまま『ズームイン!!朝!』のRNB初代レポーターとなりしばらく担当していた。RNBでの『ズームイン』ネット開始後、NNSの結束力が強化され、視聴率が同局を含め日テレ系列全局でトップとなった。 『ザ・ベストテン』は、愛媛県からの中継も裏送りの形で参加し、戒田節子や松沢はつみ、宇都宮基師ら南海放送アナウンサーがリポーター(“追っかけマン”・“追っかけウーマン”)を担当した。 あいテレビ開局後も半年〜1年間は、TBSテレビ系の一部の番組を放送し続けていた。スポンサーの関係で『サンデーモーニング』が開局後半年間、『すてきな出逢い いい朝8時』『地球ZIG ZAG』が開局後1年間移行されずに放送されていた。 1970年と1981年には『輝く!日本レコード大賞』を同時ネットする。1970年は20:00からの飛び乗りで、1981年は全編フルネットで放送した。 『オールスター赤面申告!ハプニング大賞』の前身番組『NG大祭典』では、当時RNBと秋田放送がネット受けと中継への入中に参加していた朝の情報番組枠でのこの両局からの中継も系列外ながら紹介されていた。 TBSテレビ系列番組で、略称で表記する場合は日本テレビ系番組やローカル番組と異なる「RNB」のロゴ(福島放送の『KFB』ロゴに似た細めで横長のデザイン)が使われることがあった一方、「南海放送」と表記する場合は正式ロゴが使われていた。 ラジオ放送でも、1965年から1979年まではTBSラジオをキー局とするJRNの単独加盟局であったが、民放AMラジオのプロ野球中継における読売ジャイアンツ主催試合のRFラジオ日本・TBSラジオによる複占と、その報復としてのヤクルトスワローズ・横浜大洋ホエールズ主催試合の文化放送・ニッポン放送による複占の煽りを受ける形で、文化放送・ニッポン放送をキー局とするNRNにも加盟した。
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