semiconductor
「semiconductor」とは
「semiconductor」は、電気を伝える能力が金属と絶縁体の中間にある物質を指す言葉である。日本語では「半導体」と訳される。半導体は、温度が上がると電気をよりよく伝える特性を持つ。シリコンやゲルマニウムなどが半導体としてよく知られている。「semiconductor」の発音・読み方
「semiconductor」の発音は、IPA表記では /ˌsɛmi kənˈdʌktər/ となる。IPAのカタカナ読みでは「セミ・カンダクター」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「セミコンダクター」と読む。「semiconductor」の定義を英語で解説
A semiconductor is a substance that can conduct electricity under some conditions but not others, making it a good medium for the control of electrical current. Its conductance varies depending on the current or voltage applied to a control electrode, or on the intensity of irradiation by infrared, visible light, ultraviolet, or X rays.「semiconductor」の類語
「semiconductor」の類語としては「silicon」、「germanium」、「transistor」などがある。これらはすべて半導体技術に関連する言葉であり、それぞれシリコン、ゲルマニウム、トランジスタを指す。「semiconductor」に関連する用語・表現
「semiconductor」に関連する用語としては、「integrated circuit」、「diode」、「chip」などがある。これらは半導体技術を利用した電子部品や製品を指す言葉である。「semiconductor」の例文
1. The semiconductor industry has been growing rapidly.(半導体産業は急速に成長している。)2. Silicon is the most commonly used semiconductor material.(シリコンは最も一般的に使用される半導体材料である。)
3. The transistor is a semiconductor device.(トランジスタは半導体デバイスである。)
4. The integrated circuit is made from semiconductor materials.(集積回路は半導体材料から作られる。)
5. The diode is a two-terminal electronic component that conducts current primarily in one direction; it has low resistance in one direction, and high resistance in the other.(ダイオードは、主に一方向に電流を伝える二端子の電子部品である。一方向では抵抗が低く、他方では抵抗が高い。)
6. Semiconductors are used in a variety of electronic devices.(半導体は様々な電子デバイスに使用される。)
7. The properties of semiconductors can be modified by doping.(半導体の特性はドーピングにより変更することができる。)
8. The chip is a set of electronic circuits on a small piece of semiconductor material.(チップは半導体材料の小片上にある電子回路のセットである。)
9. Germanium is a semiconductor material used in transistors.(ゲルマニウムはトランジスタに使用される半導体材料である。)
10. Semiconductors have revolutionized the electronics industry.(半導体は電子工業を革新した。)
半導体
別名:セミコンダクタ
【英】semiconductor
半導体とは、導電体(固有抵抗がおよそ10-6Ωmより小さいもの。電気を通しやすい。)と絶縁体(固有抵抗がおよそ106Ωmより大きいもの。電気を通さない。)の中間に位置する、半ば電流の流れる物質の総称である。あるいは、そのような半導体物質を使用して製造された、トランジスタやダイオードなどの電子部品のことである。
半導体は温度、光、電界、磁界などによって電気導電率が変化するという特質を持っている。このため、電気的に制御する機器全般で半導体は非常に重宝されている。半導体物質には、ガリウム砒素などの金属化合物やゲルマニウム、シリコンなどがあるが、一般にはシリコンが半導体部品の材料として用いられている。半導体物質に微量に不純物(ホウ素など)を混ぜ込むと、その不純物が電子を供給して「キャリア」(電気伝導を担うもの)となる半導体は、n型半導体と呼ばれる。同じく微量の不純物が正孔(ホール)を供給して「キャリア」を形成する半導体は、p型半導体と呼ばれる。
半導体はコンピュータのCPUとして用いられているほか、現在の高度な電子化社会においては至る所に用いられている。その中枢的な役割から、鉄鋼業に替わって「産業のコメ」とも呼ばれている。半導体の基礎は、1940年代に、AT&Tベル研究所の「トランジスタの父」ウィリアム・ショックレーによって築かれた。ショックレーはサンフランシスコ郊外にショックレー半導体研究所を設立した。これをきっかけとして同研究所の周辺に半導体産業が集まりはじめ、後にシリコンバレーと呼ばれる半導体産業のメッカを形成した。のちにロバート・ノイスやゴードン・ムーアが半導体集積回路(IC)を製品化し、世界の産業を変貌させていった。彼らの創業した半導体メーカーがIntelである。
参照リンク
半導体産業新聞
- Semiconductorのページへのリンク