ResourceExpressionEditorとは何？わかりやすく解説 Weblio辞書

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ResourceExpressionEditor クラス

メモ : このクラスは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

デザイン時にリソース式の評価と編集を行うためのプロパティとメソッドを提供します。

名前空間: System.Web.UI.Design
アセンブリ: System.Design (system.design.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Class ResourceExpressionEditor
    Inherits ExpressionEditor

Visual Basic (使用法)

Dim instance As ResourceExpressionEditor

public class ResourceExpressionEditor : ExpressionEditor

C++

public ref class ResourceExpressionEditor :
 public ExpressionEditor

public class ResourceExpressionEditor extends
 ExpressionEditor

JScript

public class ResourceExpressionEditor extends
 ExpressionEditor

解説

ResourceExpressionEditor クラスは ExpressionEditor クラスから派生し、デザイン時にリソース参照を評価したりコントロールプロパティに関連付けたりするための実装を提供します。たとえば、コントロールプロパティの値をリソース式 Resources:submitText にバインドできます。これは、コントロールプロパティ値が submitText という名前のリソースを使用して設定されることを示しています。

Visual Studio 2005 などのビジュアルデザイナホストでは、ResourceExpressionEditor クラスを使用してリソース式のリソースクラス、キー、およびデザイナの既定値を指定し、選択したリソース式を評価してデザイン時の描画を行います。

デザイン時のプロパティグリッドでコントロールの Expressions プロパティを参照すると、ビジュアルデザイナでは、コントロールプロパティの実行時の値を提供する式を設定するためのダイアログボックスが表示されます。式の型は、式プレフィックスの一覧に基づいて選択できます。リソースの式プレフィックスを一覧から選択すると、ビジュアルデザイナは、リソース式の構文に基づいて式を設定、評価、および変換するために、ResourceExpressionEditor のメソッドを使用します。ビジュアルデザイナは、評価された式の結果を使用して、デザインサーフェイス上に描画されるコントロールのプロパティ値を割り当てます。

ResourceExpressionBuilder の基本 ExpressionBuilder.ExpressionPrefix プロパティは、文字列 Resources を返します。ResourceExpressionBuilder クラスは、式のプレフィックスである Resources および ResourceExpressionEditor 実装と関連付けられています。

EvaluateExpression メソッドは、入力リソース式を評価します。GetExpressionEditorSheet メソッドは、リソース名、クラス、およびデザイナの既定値を選択したり、選択したリソース値からリソース式を作成したりするために使用する ExpressionEditorSheet 実装を返します。

使用例

ResourceExpressionEditor クラスを使用して HyperLink コントロールの Text プロパティをリソース式にバインドするコード例を次に示します。

Web フォームプロジェクトで、Strings.resx という名前の新しいリソースファイルを App_LocalResources ディレクトリに追加します。
myLinkText という名前の文字列を Strings.resx リソースファイルに追加し、HyperLink コントロールのテキストに値を設定します。

たとえば、myLinkText 文字列値を This is a good link に設定します。
Web フォームページで、HyperLink コントロールを追加します。
Hyperlink コントロールのプロパティで、[Expressions] をクリックし、省略記号ボタン ([...]) をクリックします。

[<Hyperlinkname>式] ダイアログボックスが表示されます。
[バインド可能プロパティ] の [Text] をクリックし、[式の型] の一覧で、[Resources] を入力します。

ResourceExpressionEditorSheet クラスで定義されるリソース式のプロパティが表示されます。
[式のプロパティ] の [className] を Strings に設定します。これはコンパイルされた Strings.resx リソースファイルのクラス名です。次に、[ResourceKey] を myLinkText に設定します。これは Strings.resx の文字列の名前です。

ビジュアルデザイナは、ResourceExpressionEditor を使用して、Text プロパティのリソース式を割り当てます。リソース式を使用して設定したプロパティ値の例を次の aspx ソースに示します。

Visual Basic

<!-- Define a hyperlink that maps the Text property to
 the
     myLinkText string value in the Strings.resx
 resource file. -->
<asp:HyperLink runat="server" ID="HyperLink2"
 
     Text="<%$ Resources:Strings, myLinkText%>"
     NavigateUrl="http://www.microsoft.com"></asp:HyperLink>

<!-- Define a hyperlink that maps the Text property to the
     myLinkText string value in the Strings.resx
 resource file. -->
<asp:HyperLink runat="server" ID="HyperLink2" 
     Text="<%$ Resources:Strings, myLinkText %>"
     NavigateUrl="http://www.microsoft.com"></asp:HyperLink>

継承階層

System.Object
System.Web.UI.Design.ExpressionEditor
System.Web.UI.Design.ResourceExpressionEditor

スレッドセーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッドセーフです。インスタンスメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
ResourceExpressionEditor メンバ
System.Web.UI.Design 名前空間
ResourceExpressionEditorSheet
ResourceExpressionBuilder
HtmlControlDesigner.Expressions プロパティ

ResourceExpressionEditor コンストラクタ

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

ResourceExpressionEditor クラスの新しいインスタンスを初期化します。

名前空間: System.Web.UI.Design
アセンブリ: System.Design (system.design.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New

Visual Basic (使用法)

Dim instance As New ResourceExpressionEditor

public ResourceExpressionEditor ()

C++

public:
ResourceExpressionEditor ()

public ResourceExpressionEditor ()

JScript

public function ResourceExpressionEditor ()

解説

ResourceExpressionEditor オブジェクトは、Resources に設定された ExpressionPrefix プロパティと共に基本クラスで構成されます。

.NET Framework のセキュリティ

直前の呼び出し元に対する完全な信頼。このメンバは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細については、「」を参照してください。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
ResourceExpressionEditor クラス
ResourceExpressionEditor メンバ
System.Web.UI.Design 名前空間

ResourceExpressionEditor プロパティ

パブリックプロパティパブリックプロパティ

	名前	説明
	ExpressionPrefix	式エディタ実装でサポートされる式文字列を識別する式プレフィックスを取得します。 ( ExpressionEditor から継承されます。)

参照

ResourceExpressionEditor メソッド

パブリックメソッドパブリックメソッド

( プロテクトメソッドも参照)

	名前	説明
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	EvaluateExpression	オーバーライドされます。リソース式を評価し、コントロールプロパティのデザイン時の値を提供します。
	GetExpressionEditor	オーバーロードされます。式プレフィックスまたは式ビルダに関連付けられている ExpressionEditor 実装を返します。 ( ExpressionEditor から継承されます。)
	GetExpressionEditorSheet	オーバーライドされます。入力式文字列とサービスプロバイダ実装で初期化されたリソース式エディタシートを返します。
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュアルゴリズムや、ハッシュテーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。)

プロテクトメソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージコレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。)

参照

ResourceExpressionEditor メンバ

デザイン時にリソース式の評価と編集を行うためのプロパティとメソッドを提供します。

ResourceExpressionEditor データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

パブリックコンストラクタ

	名前	説明
	ResourceExpressionEditor	ResourceExpressionEditor クラスの新しいインスタンスを初期化します。

パブリックプロパティ

	名前	説明
	ExpressionPrefix	式エディタ実装でサポートされる式文字列を識別する式プレフィックスを取得します。(ExpressionEditor から継承されます。)

パブリックメソッド

( プロテクトメソッドも参照)

	名前	説明
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	EvaluateExpression	オーバーライドされます。リソース式を評価し、コントロールプロパティのデザイン時の値を提供します。
	GetExpressionEditor	オーバーロードされます。式プレフィックスまたは式ビルダに関連付けられている ExpressionEditor 実装を返します。 (ExpressionEditor から継承されます。)
	GetExpressionEditorSheet	オーバーライドされます。入力式文字列とサービスプロバイダ実装で初期化されたリソース式エディタシートを返します。
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュアルゴリズムや、ハッシュテーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。)

プロテクトメソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージコレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。)

参照

ResourceExpressionEditorとは？わかりやすく解説

ResourceExpressionEditor クラス

ResourceExpressionEditor コンストラクタ

ResourceExpressionEditor プロパティ

関連項目

ResourceExpressionEditor メソッド

関連項目

ResourceExpressionEditor メンバ

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「ResourceExpressionEditor」の関連用語


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ResourceExpressionEditor クラス

ResourceExpressionEditor コンストラクタ

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