省略記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/20 16:38 UTC 版)
省略記号(しょうりゃくきごう)は、文字や図などで省略を行う場合に用いる記号である。
文章における省略記号
日本語の場合
日本語の文章においては「リーダー」や、「ダッシュ」、波ダッシュなどさまざまである。
リーダを省略記号に使用する場合は二倍三点リーダや二倍二点リーダとして用い、「じゅげむじゅげむ……」のように文書が長いものを省略する場合や、「……」とどうでもいいことを話している場面で会話そのものを省略する場合に用いる。
ダッシュを省略記号に用いる場合は倍ダッシュとして用い、「その後のお話は、またの機会に——」のように継続していることを暗に示す場合などがある。
波ダッシュを省略記号に用いる場合は「〜する」というように前の言葉を省略する場合や、「いつもいつも〜」などと同じ言葉が続く場合に用いられる。
繰り返し記号を省略記号と呼ぶこともあり、「々」や「ゝ」、「ゞ」、「ヽ」、「ヾ」、「〱」、「〲」が含まれる。
欧米の言語の場合
欧米の言語では、「I'm」のように使用する場合に、このアポストロフィーの「'」を省略記号と呼ぶことがある。
また、「.」を使用して「P.S.」のようにすることで略語にし、この場合の「.」を省略記号と呼ぶ。
「...」を省略記号と呼ぶ場合もある。
「etc.」を省略記号と呼ぶ場合もある。
数学における省略記号
数学でも省略記号が用いられる。 数式、数列、行列では省略記号として三点リーダーがよく用いられる。実例については「リーダー (記号)#数学における用法」を参照。
循環小数を表現する場合に「
省略記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 16:23 UTC 版)
表記読み意味備考8 オッターヴァ アルタ 記音の1オクターヴ上を弾く 音や和音のみに単独で付ける場合には、音符の上や下に記号を記入し、一連の楽句に付ける場合には、上や下に点線でその範囲を囲む。8や8vaとだけしか記されていない場合には、音符の上や下のどちらに書かれているかと、点線の終わりの鍵の向きだけで、オクターヴ上か下かを判読しなければならないことになる。元の記音に戻す場合に誤解を防ぐため、特に現代音楽の複雑な楽譜においては、locoと書き添えられることもある。音域を広く活用する現代音楽において、2オクターヴ移高する記号が流行しはじめた頃は、見やすさの点で15ではなく16が使われることもよくあった。次第に15を使う人が増え、現在では殆どの作曲家が15を2オクターヴとして正確に表記している。 8va alta 8 オッターヴァ バッサ 記音の1オクターヴ下を弾く 8va 8va b 8va bassa クィンディチェジマ アルタ 記音の2オクターヴ上を弾く 15ma alta クィンディチェジマ バッサ 記音の2オクターヴ下を弾く 15ma bassa 前の拍と同じ シミレ 前の小節と同じ 斜線の数に相当するはたの数の音符で刻む(同音(和音)反復する) 例の場合は4分音符を32分(はた3つ)で刻む。8個の32分音符になる。親音符が8分音符以下の場合にはそのはたの数を合わせたはたの数の音符で刻む。たとえば、8分音符(はた1つ)に斜線が2本付いたら32分(はた3つ)で刻む。楽譜に表すとの様に演奏することとなる。 トレモロ 斜線の数に相当するはたの数の音符で2音(和音)間を往復する のように書かれる。この場合は2分音符を16分(はた2つ)で刻む。8個の16分音符で4回往復することになる。また、親音符が4分音符の場合には(4分音符を32分でバッテリー)のようにぼうから離して書かれるのが本式である。この場合は4分音符を16分(はた2つ)で刻む。4個の16分音符で2往復することになる。黒音符の場合には、ぼうに接している斜線は親音符のはたと見なすのが本式であるが、接する斜線があっても親音符を4分音符ととらえるべき楽譜も多い。 tremolo (trem.) トレモロ なるべく早く刻む 上2項に伴って用いられる。はたの数にこだわらず、なるべく速く反復する。この指示がなくても、不可能なほど速い刻みを求められた場合は、なるべく速くの意味にとっていい。
※この「省略記号」の解説は、「演奏記号」の解説の一部です。
「省略記号」を含む「演奏記号」の記事については、「演奏記号」の概要を参照ください。
省略記号と同じ種類の言葉
- 省略記号のページへのリンク