NSR250R - RT(4代目)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 09:33 UTC 版)
「ホンダ・NSR250R」の記事における「NSR250R - RT(4代目)」の解説
MC28最終型。1993年に登場したモデルで、NSR250Rとしては最終モデルになる。外観上最大の変更点は、MC21で採用された「ガルアーム」が、片持式スイングアームである「プロアーム」になった点であるが、これは耐久レーサーRVFからのフィードバックである(WGPマシンはアームの向きが逆でチェーンラインも逆になる)。同時にヤマハがガルアームのパテントを持っていたが、その使用猶予が継続生産モデルかつ1993年いっぱいに限られたため、という事情もある。(同様にRGV-Γはチャンバー干渉部分を抉った形のストレート形状に変更されている)ガルアームのパテントまたチャンバーの入り口を絞ることにより40馬力にパワーダウンされているが、社外品のチャンバーに交換することにより本来のパワーにすることが可能である。エンジンマネージメントシステムはPGM-IVに進化。ハンドルロックの解除やエンジンを始動する際に使用するキーは、PGMメモリーカードと呼ばれるカードキーとなり、通常の公道用PGMメモリカードの他に、競技専用のPGMメモリカードを使用することでエンジンの特性を簡単に変更することができた。またこのモデルからヘッドライトが常時点灯型となった。 主な新機能として、 片持ち式リンク式スイングアーム、プロアームの採用。 2輪車初のカードキー(PGMメモリーカード)採用。 液晶デジタル表示のスピードメーターに変更。 ハザードランプスイッチ装備。 ポジションランプ内蔵型ウインカーを採用。 がある。 グレードは STD(スタンダード仕様) SE(乾式多板クラッチや前後サスペンションに減衰力調整機構を装備。) SP(SEをベースに、マグテックホイール(エンケイ製のマグネシウム合金を使用した廉価な軽量ホイール)・フロントサスペンションは、路面追従性に優れたニュー・カートリッジタイプを装備(工具なしで減衰調整可能)ロスマンズやHRC、レプソルホンダなどのワークスカラーを採用) の3つがあった。 1990年代後半、日本国内において関心が高まっていた排ガス規制問題(特に都市部における)に対しホンダは、「今後の市販車は50ccのスクーターからスポーツモデルまで、2ストロークエンジンでは自動車排出ガス規制の新基準に適合しないため、一部の競技専用車を除き、全てクリーンな4ストロークエンジン、PGM-FIを採用していく」という方針を固め、NSR250Rも日本国内では1999年を最後に販売が終了した。なお、最終的にSEグレードのみが販売され、日本国外には輸出されず日本国内モデルとして1980年代、1990年代初期に旋風を巻き起こしたNSR250Rの歴史に幕を降ろすこととなる。 2016年現在、2ストロークのレーサーレプリカは新車のラインナップとして存在しないため、状態の良い中古車が新車時の価格を上回る高い値段で取引されることもある。
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