ITでの先駆的な取り組み
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「佐賀新聞」の記事における「ITでの先駆的な取り組み」の解説
1996年(平成8年)に新聞社としては全国初のインターネットサービスプロバイダ (ISP) 事業を開始。2000年(平成12年)からは長崎新聞を発行する長崎新聞社と共同で「佐賀新聞・長崎新聞インターネット(SNI)」の名称で事業を展開していた。2007年(平成19年)4月に子会社のネットコムBBに業務を移管しているが、2013年現在もサービスを継続中である。 佐賀新聞の本社ビル内には情報通信研究機構(NICT)が運用する研究用次世代ネットワークJGN2 (Japan Gigabit Network 2)のNOCも設置されており、一地方紙には充実したネットワーク環境を保有している。 1997年(平成9年)から、佐賀新聞社のウェブページで1994年(平成6年)以降の記事データベースを無料公開している。2004年(平成16年)4月以降、検索には本紙紙面に掲載されるIDが必要になった。記事データベースの無料公開は佐賀新聞・沖縄タイムスとの2紙のみであったが、2006年(平成18年)に沖縄タイムスが有料化したため、無料公開は佐賀新聞のみとなった。 2006年(平成18年)10月に地域SNS「ひびの」を開設した(正式開設は同年11月)。一般紙が運営するSNSは全国初である。「ひびの」の名称は2008年(平成20年)8月現在、ニュース、生活情報、SNSを総合した情報コミュニティサイトとして佐賀新聞サイト全体を指す。 2008年(平成20年)10月にはドワンゴと提携し、ニコニコ動画内に報道機関では初となる公式動画コーナー「ひびじょん」を開設した。「ひびじょん」オープンの10月8日は佐賀新聞サイトで「ニコニコ記念日」と定められ、毎年同日はトップページのロゴが特別仕様となる。なお、初年の2008年(平成20年)は翌10月9日もトップページロゴが通常と異なり、「きのうはニコニコ記念日でした」という文言が入ったバージョンが使用された。 2009年(平成21年)5月には動画共有サイトYouTubeと提携し、独自に制作したニュース番組「佐賀新聞 テレビ夕刊・デイリー版」を視聴できる公式チャンネルを開設した。地方紙としては初めての試み。開始直後は後述の「テレビ夕刊」の内容を動画用のサイズに改めて配信していたが、現在はスタッフが動画用に作りおろしたオリジナルの動画も配信しており、主にゆるキャラを特集した記事や広告主の企業とのタイアップ動画なども見られる。また、youtube版は難聴者・外国人向けに字幕が設定してあり、タイトルも邦題と洋題の2種類がある。洋題は邦題を直訳したものではないことも多く、邦題よりも本質をついた題がつけられている場合もある。 同年6月にはTwitterおよびTimelogでニュース配信を始めた。Timelogとは、2007年(平成19年)の青春・佐賀総体期間中に協力してキャンペーンサイト「そーたいっ!ひびログ」を開いている。
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