ITの潮流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 07:39 UTC 版)
インターネット・バブル期(1990年代末期から2000年代初期)はシステムインテグレーターや通信キャリア、インターネット関連企業が情報通信技術を保有し、情報産業に属していない一般企業においては、ヘッドオフィスの情報システム関連業務のビジネス・プロセス・アウトソーシングが流行していた。その後、環境変化に対するアジリティや内部統制、サイバーセキュリティ対策の重要度が高まり、一般企業においても情報通信技術を内部に保有する内製回帰が進んだ。デジタルトランスフォーメーション、インダストリー4.0、第4次産業革命が叫ばれる頃には情報システム部門(モード1)とデジタル部門(モード2)が併存するようになり、「攻めのIT」と「守りのIT」というアプローチが取られるようになった。デジタルトランスフォーメーション(DX)を完了した企業群は、両者を統合(攻守統合)して事業化する動きが加速し、従来の情報システム部門は働き方改革や業務変革の専門組織と改められた。後者は特にホワイトカラー業務の自動化としてロボティック・プロセス・オートメーションが推進されている。 2000年前後 ソフトウェアはハードウェアに付属する 情報技術は業務を効率化するツール フルアウトソーシング 2010年代後半以降 ソフトウェアがハードウェアを定義する 情報技術を中心にサービスや価値全体が再設計される IT事業はコアビジネス
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