IBM System pとは? わかりやすく解説

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System p

(IBM System p から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 03:37 UTC 版)

IBM Power Systems
公式サイト IBM Power Systems
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System pは、IBMUNIXサーバおよびワークステーションのシリーズである。プロセッサPOWER、稼働可能なオペレーティングシステム (OS) はAIXおよびLinuxである。

従来のRS/6000(RISC System/6000)、pSeriesの後継である。2008年4月に後継の Power Systems が発表された。

名称

正式名称は「IBM eServer pSeries」である。IBMのサーバ全体のブランド名「IBM Systems」を構成するシリーズ(System zSystem i、System p、System xSystem Storage)の1つである。「p」は「performance(パフォーマンス)」を意味する。またPOWER5ベースのものを p5 とも称する。

歴史

  • 1990年 RT-PCの後継として RS/6000 が発表された。この製品ファミリは何回か名称が変更されてきた。当初、サーバもワークステーションも RS/6000 と呼ばれていた。エントリモデルにPOWERステーション320(CPU動作周波数20MHz、29.5MIPS、主記憶容量8MB~128MB、HDD容量120MB~800MB、MCAスロットx4)があった[1]
  • 1990年代 従来のMCAモデルから、PReP/CHRPベースのPCIモデルに、43P(7043)などから順次移行された。
  • 2000年 e-Server ブランド戦略により、サーバだけを eServer pSeries とした。
  • 2004年 POWER5 プロセッサの導入に際して、該当モデルを eServer p5 と呼んだ。
  • 2005年 ブランド名戦略の変更により、このファミリは再び System を頭に置くブランド名とされ、System p となった。また、新たに IBM OpenPower 製品ラインが登場した。
  • 2008年4月2日 後継の Power Systems が発表された。

広い範囲をカバーしているが、ワークステーションは徐々に品揃えを減らしつつある。

プロセッサ

初期の RS/6000 では、POWER および POWER2 プロセッサが使われていた。PowerPC ISA が開発されると、下位機種は PowerPC 604e などを使うようになった。上位機種やクラスターでは、浮動小数点演算性能の高い POWER が引き続き使われた。整数演算性能が重視される商用向け機種では PowerPC から派生した RS64 が使われた。

POWER4 が開発されると RS64 は使われなくなった。このためビジネス向けと科学技術計算向けの区別がなくなった。その後、System p は主に POWER5+ を使用し、一部の下位機種やブレードサーバでは PowerPC 970 も使用された。現在の最新は、ブレードを含めPOWER8である。

機能

IBM System p5 と IBM eServer p5 以降は、仮想化機能として以下を備えている。

オペレーティングシステムAIXおよびPOWER版のLinux(Linux on POWER)が使用できる。2008年4月現在、AIXはV6.1が最新である。

ディープ・ブルー

ディープ・ブルーはRS/6000をベースに作られたスーパーコンピュータであり、正式な時間制限でチェスの世界チャンピオン(ガルリ・カスパロフ)に初めて勝利したコンピュータとなった。30台のRS/6000で構成されたマシンに、480台の特殊なチェス専用VLSIを接続していた。チェスプログラムはC言語で書かれ、AIX 上で動作した。ディープ・ブルーは1秒間に20億箇所の位置を評価する能力を有していた。

関連項目

脚注

  1. ^ 7012-320 IBM RS/6000 Model 320” (2020年9月8日). 2022年7月26日閲覧。

参考文献

この記事は2008年11月1日までGFDLバージョン1.3以降の再ライセンス規約に基づいていたFree On-line Dictionary of Computingにある項目の資料が元になっている。

外部リンク


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