GNU Free Documentation License
略称:GNU FDL/FDL
マニュアル、教科書等の文書類の複製、再配布を自由にできるようにするために提唱されたライセンス。商業利用を目的とした出版にも対応できるよう、大量複製に関する条項、原著作者の著作者人格権を保護するため、複製時に遵守すべき事項(タイトルや謝辞、献辞など、変更してはいけない項目の定義)などが定められているのが特徴。
その他のライセンス条項は、GPLに準じておりCopyleftの条件での文書の配布を目的としている。プログラムの場合における「ソースコード提供の義務」に相当する項目として、文書を「透過形式」(Transparent)で配布する努力義務(印刷物を器械読み取り可能な形式にするか、汎用文書形式で文書のデータを記録したメディアの添付、文書データの入手先の明記など)が含まれている。
FDLの各条項に従う限りにおいて、文書の変更、翻訳、ほかの文書との結合、複数のFDL文書の集合体の作成などを行うことができる。この場合、作成された新しい文書の配布はFDLに従わなければならない。
関連URL
GNU Free Documentation License(原文)(http://www.gnu.org/licenses/fdl.html)
GNU フリー文書利用許諾契約書(日本語訳)(http://www.opensource.jp/fdl/fdl.ja.html)
GNU Free Documentation License
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/19 08:51 UTC 版)
GNU Free Documentation License (グニュー・フリー・ドキュメンテーション・ライセンス, 略称 GFDL)は、GNUプロジェクトの一環としてフリーソフトウェア財団から配布されているコピーレフトなライセンスの一つである。
- ^ “GNU License Logos” (英語). 2018年1月14日閲覧。
- ^ “GNUの発音の仕方” (日本語). 2018年1月14日閲覧。
- ^ a b “GNU フリー文書利用許諾契約書” (日本語). 2018年1月14日閲覧。
- ^ “GNU自由文書ライセンス” (日本語). 2018年1月14日閲覧。
- ^ “GNU自由文書ライセンス v1.3 - GNUプロジェクト - フリーソフトウェアファウンデーション”. www.gnu.org. 2022年8月19日閲覧。
- ^ a b “Unofficial Translations” (英語). 2018年1月14日閲覧。
- 1 GNU Free Documentation Licenseとは
- 2 GNU Free Documentation Licenseの概要
- 3 ライセンスの原文及び他言語訳
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