著作者の名誉など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 14:03 UTC 版)
「GNU Free Documentation License」の記事における「著作者の名誉など」の解説
A という人物が GFDL で文書を公開したとする。B という人物がその文書を自分で書いたかのように見せて配布したとすると、A の「著作者(原作者)としての名誉」が失われてしまう。また、B がその文書の改変版を作ったうえで、改変後のものを A が書いたかのように見せて頒布すると、改変した内容によっては、これもまた A の名誉を損ねてしまう結果となることがある。これらの問題を避けるために、改変する際には次のような規定がある(第4条より)。 原著作者の許可を得ない限り、「題扉」や「表紙」には元の版と見分けが付くような題名やバージョンを付けること。 変更を行った1人以上の人物や団体の名前を「題扉」に記載しておくこと。そして、元の文書の著作者として最低5人以上の主要著作者を列挙すること。 「題扉」に出版者名を記載すること。 文書にある全ての著作権表示を残すこと。 元の著作権表示の近くに、行った変更に対する適切な著作権表示をすること。 「履歴」と題された章に、適切な題名(バージョン)・著作者名・出版年・出版社名を付けくわえること。 「謝辞」や「献辞」のような題の章は、その趣旨を損ねないようにすること。 「推薦の辞」のような題の章は削除すること(推薦者は改変版を推薦しているわけではないため)。
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