ER3システム・七愚人
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「戯言シリーズ」の記事における「ER3システム・七愚人」の解説
ER3システム 邦名「大統合全一学研究所」。アメリカ合衆国のヒューストンに本部を持つ。世界中の頭脳という頭脳が集結し、ありとあらゆる分野にわたり、研究・学問と名のつくもの全てに手を出している《学術のさい果て》と呼ばれる場所。完全な非営利組織で、三大欲より知識欲の方が強い、一種・二重の意味で頭の切れた非人間達の巣窟。基本的なルールは4つ「プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない」。 七愚人(ななぐじん) ER3のトップ7「フール・オブ・ザ・シーズ」の邦訳。《世界の回答にもっとも近い七人》とされる《天才の中の天才》達。人間は本来7までしか数を認識できないという逸話が由来。 ヒューレット助教授 「七愚人」の一人および「七愚人」の最上位に当る人物。最強シリーズでは准教授となっている。 一桁の年齢で世界の全ての学問を“究め終わった”空前絶後の男。3歳の時点で老衰で死ぬまでの人生設計を分刻みで組み立てている。20世紀及び、21世紀最大の才能を誇る。 大統領並みの免罪特権が与えられており、その頭脳は国をあげて保護されている。「ぼく」曰く、“宇宙の仕組みそのもの”。西東天の師。 哀川潤がシースルーを調査する条件として15分間の対談を行った。宇宙人やオカルトの存在否定派。紳士協定を破り哀川潤にシースルーの破壊を依頼した。 フロイライン・ラヴ 「七愚人」の一人。園山赤音(誰でもない彼女)が、世界で二番目に頭がいいと言った人物。日本の文化に造詣が深い。 シースルーの解剖を申し出たが、撤回することとなった。 園山 赤音(そのやま あかね) 声 - 嶋村侑 「七愚人」の一人。日本人で初めて、しかも二十代の若さで七愚人に上り詰め、日本人女性で最も高い地位にいる。空手は全国優勝の腕前。 詳細は#鴉の濡れ羽島に招待された人々を参照。 因原 ガゼル(いんぱら がぜる) 声 - 神田朱未 『最強シリーズ』の時代の「七愚人」の一人。ER3システム研究所・ニューヨーク支局支局長。 シースルー対策の責任者だったが、哀川潤とヒューレット准教授との対談を取り付ける心労で倒れ入院した。 シースルーの消失という失態を犯したものの政治工作を行い、本部勤めに出世した。 コーヒーテーブル 『究極の小説』を求めER3システムに加入した若手研究員。コードネームであり本名は不明。 由比ヶ浜ぷに子などER3システムの他セクションの技術を流用し、読者の反応を分析しリアルタイムで自動筆記するOS、及びOSを試作とした生きている書籍『ライト・ライター』を製作した。『ライト・ライター』によって執筆される、読むと寝食を忘れて死に至るまでのめり込む『パブリック・ブック』の配付を目論んだことでER3システムから哀川潤へ焚書が依頼された。
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