All_I_Do_(玉置浩二の曲)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > All_I_Do_(玉置浩二の曲)の意味・解説 

All I Do (玉置浩二の曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/01 06:27 UTC 版)

「All I Do」
玉置浩二シングル
初出アルバム『All I Do
B面 「Only You」
リリース
規格 7インチレコード
ジャンル
時間
レーベル Kitty Records
作詞 松井五郎
作曲 玉置浩二
プロデュース 玉置浩二
チャート最高順位
玉置浩二 シングル 年表
All I Do
(1987年)
キ・ツ・イ
(1989年)
玉置浩二関連のシングル 年表
じれったい
(1987年)
All I Do
(1987年)
Juliet
(1987年)
All I Do 収録曲
EANコード
EAN 4988031001776
テンプレートを表示

All I Do」(オール・アイ・ドゥー)は、日本のシンガーソングライターである玉置浩二の楽曲。

1987年7月25日にKitty Recordsから1枚目のシングルとしてリリースされた。玉置のソロ・デビュー・シングルとしてリリースされた作品であり、作詞は松井五郎、作曲およびプロデュースは玉置が担当している。シンプルなメロディーと女性コーラスをメインとしたブラックソウル調の楽曲であり、安全地帯とは全く異なる音楽性となっている。

本作は初のソロ・アルバム『All I Do』(1987年)からの先行シングルとしてリリースされ、オリコンシングルチャートでは最高位10位となった。また、『安全地帯/玉置浩二 ベスト』(1994年)において初めてベスト・アルバムに収録された。

背景

安全地帯は5枚目のアルバム『安全地帯V』(1986年)リリース後、2月より「安全地帯Vツアー」を開始、同年5月には香港での公演を終えてツアーは終了となった[2]。6月10日には同ツアーから4月20日から4月25日までの日本武道館公演を収録したライブ・アルバム『安全地帯LIVE』(1987年)がリリースされた[2]。ほぼ同時期に玉置浩二は安全地帯としての活動を一時休止、ロサンゼルスおよび ロンドンにおいてソロ・アルバムの制作に着手しており、7月25日には先行シングルとなる本作をリリースした[2]

音楽性と歌詞

本作が収録されたアルバム『All I Do』(1987年)のコンセプトは一流の外国人ミュージシャンの演奏をバックに、玉置の歌唱そのものをメインに据える事となっている[2]。同作では曲によってアレンジャーを変えており、プログラミングを駆使した音作りとなっている[3]。また、同作では当初全英語詞での制作も検討されたが、安全地帯より引き続き作詞家の松井五郎を起用し、安全地帯の時とさほど変わらない環境で作詞された[3]。これに関して松井は「せっかく安全地帯と違うものをやるのであれば、僕が詞を書かないほうがいいんじゃないかと思ってもいました」と述べている[3]

ベスト・アルバム『ALL TIME BEST』(2017年)の楽曲解説では、ブラックソウル調の楽曲で安全地帯の楽曲とは趣が全く異なると表記しており、「メロディはシンプルだが、厚い女性コーラスと鐘の音が壮大なイメージを作りあげている」と表記している[4]。また、本作が以降リリースされる玉置のソロ音楽に対する意思表示であったとも表記されている[4]

リリース、プロモーション、チャート成績

本作は1987年7月25日にKitty Recordsより7インチレコードにてリリースされた。同年7月31日および8月14日放送のテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』(1986年 - )に出演し本作を披露した[5][6]。8月20日放送のTBS系音楽番組『ザ・ベストテン』(1978年 - 1989年)では第10位で初登場となったが1週のみのランクインとなった[7]

本作はオリコンシングルチャートにおいて最高位10位、登場週数は10回で売り上げ枚数は7.3万枚となった[1]。本作の売り上げ枚数は玉置のシングル売上ランキングにおいて6位となった[8]。2022年に実施されたねとらぼ調査隊による玉置のシングル曲人気ランキングでは17位となった[9]

カバー

  • ジョー・チェン(鄭敬基) - 広東語バージョン、「陌生人」のタイトルでアルバム『夜顏』(1988年)に収録。

シングル収録曲

全作詞: 松井五郎、全作曲: 玉置浩二
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.All I Do松井五郎玉置浩二クリス・キャメロン
2.Only You松井五郎玉置浩二ランディ・カーバー英語版/ホーン・アレンジ: ジェリー・ヘイ
合計時間:

リリース履歴

No. 日付 レーベル 規格 規格品番 最高順位 備考
1 1987年7月25日 Kitty Records 7インチレコード 7DS0170 10位
2 2017年7月19日 USM JAPAN デジタル・ダウンロード - -

収録アルバム

「All I Do」
「Only You」
  • 『All I Do』(1987年)
  • 『EARLY TIMES〜KOJI TAMAKI IN KITTY RECORDS』(1997年)
  • 『Goro Matsui & Koji Tamaki Ballad Collection -Only You-』(2002年)
  • 『ゴールデン☆ベスト 玉置浩二 アーリー・タイムズ・プラス』(2003年)

脚注

参考文献

  • 『オリコンチャート・ブック アーティスト編 全シングル作品 昭和43年-昭和62年<20年>』オリコン、1988年10月8日、202頁。ISBN 9784871310215 
  • 「ザ・ベストテン~蘇る! 80'sポップスHITヒストリー~」『別冊ザテレビジョン』カドカワムック No.210、角川書店、2004年12月20日、154頁、ISBN 9784048944533、雑誌62482-12。 
  • 志田歩『玉置浩二 幸せになるために生まれてきたんだから』雲母書房、2006年4月30日、86 - 87頁。ISBN 9784876722006 

外部リンク


「All I Do (玉置浩二の曲)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「All_I_Do_(玉置浩二の曲)」の関連用語

1
10% |||||

All_I_Do_(玉置浩二の曲)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



All_I_Do_(玉置浩二の曲)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのAll I Do (玉置浩二の曲) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS