APT-Pとは? わかりやすく解説

イギリス国鉄370形電車

(APT-P から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 09:18 UTC 版)

イギリス国鉄370形電車 (British Rail Class 370) はイギリス国鉄によるAPT(Advanced Passenger Train)の試作車両である。「APT-P」ともよばれている。






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APT-P

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APT (鉄道車両)」の記事における「APT-P」の解説

詳細は「イギリス国鉄370形電車」を参照 1978年第2段階として、ガスタービン代えて動力集中方式とした交流25000V架空電車線方式370形「APT-P」が登場し長期試運転の後に1981年よりロンドン - グラスゴー間のインターシティーとして試験的な暫定営業運転開始した編成動力付き制御車客車動力なし制御車による10両編成動力無し制御車客車動力車客車動力無し制御車による11編成動力車1両)・14編成動力車2両)が想定されていたが、実際に動力車2両の14編成のものが製作された。これらは後に車体傾斜機構除いてインターシティー225編成影響与えた車体傾斜機構流体ブレーキシステムタービンブレーキ)、地上信号連動ブレーキシステムなど多数の新基軸備えていたが、それが仇となり不具合多発し1981年から1984年にかけての試験運用異常なしの状態で走ったのはわずか1回だけであった後述)。特に車体傾斜制御トラブル著しく曲線区間傾斜した車体が突然直立して強力な超過遠心力急激に働いて乗客カーブ外側投げ出されたり、直線区間走行中にも車体傾斜機構誤作動車体傾きプラットホーム掠りながら通過した事もあったといわれている。また車体傾斜機構のみならずブレーキの異常発熱立ち往生するトラブルも度々起こしていた。 途中で緊急停止してそのまま運転を打ち切るなど、試験的な転ながらダイヤ通り運行できないという事態を招き流体ブレーキ液体式変速機機構流用したブレーキシステム)のトラブル原因とする脱線事故発生した結局APT-Pは1985年12月に突然運転休止表明し1986年APT計画自体破棄された。試作された編成は殆ど解体処分された。

※この「APT-P」の解説は、「APT (鉄道車両)」の解説の一部です。
「APT-P」を含む「APT (鉄道車両)」の記事については、「APT (鉄道車両)」の概要を参照ください。

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