APTOS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/01 06:14 UTC 版)
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APTOS(アプトス)は、アドソル日進が提供するシステム基盤ソリューションで、「Advanced Print TOGO Output Solution」の略称である。APTOSの市場ターゲットは、その名のとおり「Output(帳票・レポート・BIツール)」のコントロールに関する基盤ソリューションとなっている。2015年9月現在の最新バージョンは3.0である。
製品一覧
APTOSの製品群は、大きく分けると以下の5つのラインナップによって構成される。
- APTOS for メインフレーム/オフコン
- APTOS for オープンシステム
- APTOS for 帳票基盤
- APTOS for 電子帳票/BI
- APTOS for FAX
製品構成
- APTOS for メインフレーム/オフコン
- APTOS for オープンシステム
- エンタープライズ・ミドルレンジ向けのERP/SCM/CRM/SFAなどのパッケージ、スクラッチ開発のオープンシステムに対応している。帳票データのテキスト連携、API連携、DB連携に関する開発フレームワークを提供する。
- APTOS for 帳票基盤
- SVFなどの帳票ミドルウェアツールの基盤構築に対応している。帳票ミドルウェアツール単体で不足する各種運用ツール、履歴管理機能などのエンタープライズ向け運用フレームワークを提供する。
- APTOS for 電子帳票/BI
- APTOS for FAX
- NTTコミュニケーションズ・ネクスウェイの提供するASP FAXサービス、キヤノン情報システムズ・マクニカの提供するFAX送信システムに対応している。帳票ミドルウェアツールの生成する帳票データを各FAX送信形式にデータ変換し、連携するアプリケーションを提供する。
これらAPTOSの製品群は、標準の帳票ミドルウェアツールとしてウイングアークテクノロジーズ[1]のSVFを採用している。アークテクチャ上組み込み可能な帳票ミドルウェアツールは下記のとおりである。
参考文献
外部リンク
Aptos
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/27 06:02 UTC 版)
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様式 | サンセリフ |
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分類 | ネオグロテスク[1] |
デザイナー | スティーブ・マットソン |
委託元 | マイクロソフト |
制作会社 | マイクロソフト |
制作年月日 | 2019年[2] |
発表年月日 | 2023年 |
ライセンス | プロプライエタリ |
別名 | Bierstadt |
ベース書体 | Helvetica Arial |
Aptos(アプトス)は、もともとBierstadt(ビアシュタット)という名称で、スティーブ・マットソンによって開発されたネオグロテスク体のサンセリフ書体[3]。2023年、これまで使用されていたCalibriに代わり、Microsoft Officeスイートの新たな既定フォントとなった[4]。
AptosおよびそのバリエーションであるAptos Display、Aptos Narrow、Aptos Mono(モノスペースフォント)、Aptos Serif(セリフ体)は、マイクロソフトのクラウドサービスを通じてMicrosoft 365の加入者に提供されている[5]。
特徴
Aptosは、Light、Light Italic、Regular、Italic、Semibold、Semibold Italic、Bold、Bold Italic、Extrabold、Extrabold Italic、Black、Black Italicのスタイルが用意されている。
この書体はいくつかの独自の特徴を持ち、可読性の向上が図られている[6][7]。
- ストロークの終端は、Arialの斜めカットとは異なり、Helveticaに基づく水平および垂直のカットになっている[6]。
- 小文字の「a」特有のテールが削除され、小文字の「l」(エル)にはテールが加えられている(小文字の「t」と同様)。これにより、大文字の「I」(アイ)との混同を防いでいる[7]。
- 大文字の「O」と「R」、小文字の「a」の字形はやや不規則である[7]。
- 小文字の「g」は、Helveticaのような単階層ではなく二階層で、斜めのステムがある[6][7]。大文字の「G」は丸みがあってスパーがない。
- 大文字の「R」のテールは付け根がカーブしている[6]。
- 小文字の「b」「c」「p」および大文字の「C」は、輪郭が広めである[7]。
- 句読点やダイアクリティカルマーク、小文字の「i」と「j」の上の点(ティトル)は、ArialやHelveticaと異なり丸い形状である。
- 数字の「1」のフラッグはArialに基づき曲線になっている。
- 数字の「7」のステムはカーブのない斜線になっている。
- 大文字「Q」の曲線テールはカウンター部分と接している。
Aptosは、基本ラテン文字、ユニコードのラテン文字、ギリシア文字、キリル文字に対応している。Aptosのイタリック体は、真のイタリック体を実装するCalibriとは異なり、キリル文字を除き筆記体風の字形変化がない立ち字の斜体(オブリーク)になっている。またこれらの字形は機械的な傾斜ではなく、一字一字個別に描き起こされている[8]。
歴史
Aptosは当初、コロラド州ロッキー山脈のビアシュタット山にちなんで「Bierstadt」と名付けられた[6]。20世紀中頃のスイス系書体を基にしており、HelveticaやArialを想起させるデザインが意図されている[6]。2021年には、他の4書体(Grandview、Seaford、Skeena、Tenorite)とともに、Microsoft OfficeおよびMicrosoft 365向けに配信された。そのためBierstadtは、Microsoft Office標準フォントであるCalibriの後継候補とされてきた[9]。
2023年7月、マイクロソフトは、BierstadtがCalibriの後継書体となることを発表した。採用に際し、カーニングや行間がやや改良され、名称もカリフォルニア州アプトスにちなんで「Aptos」に変更された[4][10]。デザイナーのマットソンは、Calibriには「親しみやすさ」があり、書き手の意図を歪める可能性があった一方で、Aptosは「明確で中立的」なトーンで書き手の言葉を表現できるとしている[11]。
可用性
Aptos、Aptos Display、Aptos Narrow、Aptos Mono、Aptos Serif、およびオリジナルのBierstadt、Grandview、Seaford、Skeena、Tenoriteは、マイクロソフトのクラウドサービスを通してMicrosoft 365のサブスクリプション登録者が利用できる[5]。Aptosについては、マイクロソフトからローカルインストール版としても提供されている[12]。
脚注
- ^ “Microsoft Word's Subtle Typeface Change Affected Millions. Did You Notice?”. New York Times. 2024年3月2日閲覧。
- ^ Baine, Wallace (2023年7月16日). “From topography to typography: How a graphic designer's love of Aptos inspired the next ubiquitous commercial typeface”. Lookout Santa Cruz 2024年3月2日閲覧。
- ^ “Meet Microsoft Office's new default font: Aptos”. The Verge (2023年7月13日). 2023年7月14日閲覧。
- ^ a b Daniels, Si (2023年7月13日). “A change of typeface: Microsoft's new default font has arrived”. Medium. 2023年7月16日閲覧。
- ^ a b “Cloud fonts in Office”. Microsoft (2023年11月6日). 2024年1月18日閲覧。
- ^ a b c d e f Matteson, Steve (2021年5月13日). “A Closer Look at Bierstadt (the new font design – not 'Beer-Town'”. Matteson Typographics. 2025年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年7月22日閲覧。
- ^ a b c d e Daniels, Si (2024年2月28日). “Behind the design: A deep dive into Aptos”. Medium. 2024年3月2日閲覧。
- ^ Microsoft Learn (2024年1月20日). “Aptos Font Family”. 2024年3月3日閲覧。
- ^ “Beyond Calibri: Finding Microsoft's next default font”. Microsoft 365 Blog. Microsoft (2021年4月28日). 2023年7月16日閲覧。
- ^ Valentino, Silas (2024年5月23日). “Aptos is world famous, but nobody in the Calif. town knows why”. SFGATE 2024年5月23日閲覧。
- ^ Parakala, Vangmayi (5 April 2024). “The arrival of Aptos and the fuss about fonts”. Lounge. HT Media. 2025年2月8日閲覧.
- ^ “Microsoft Aptos Fonts”. Download Center. Microsoft (2024年4月6日). 2025年7月27日閲覧。
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