イギリス鉄道360形電車とは? わかりやすく解説

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イギリス鉄道360形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 08:17 UTC 版)

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イギリス鉄道360形電車
グレーター・アングリアの360形
基本情報
製造所 シーメンス
製造年 2002年 - 2005年
製造数 26編成
運用開始 2003年
主要諸元
編成 4両・5両編成
軌間 1,435 mm
電気方式 交流25kV 50Hz 架空電車線方式
最高速度 161 km/h
起動加速度 0.98 m/s2
編成重量 170 t
長さ 20.34 m
2.8 m
編成出力 1,550 kW
制動装置 空気ブレーキ回生ブレーキ
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360形(Class 360)は、2002年にイギリスの近郊輸送用として登場した電車の一形式。シーメンスが製造するデジロの一車種である。

設計と製造

全車がドイツにあるシーメンスのクレーフェルト工場で製造され、2002年から2005年にかけて26編成が投入された。

近郊輸送向けの両開き2扉車で、電気方式は交流25kVの架空電車線方式にのみ対応する。前面は同じデジロの350形450形と異なり、貫通路のない非貫通構造となっている。

運用

ヒースロー・コネクトの360形

2003年にグレート・イースタン本線で運用を開始し、360/1形の4両編成21本がロンドンリバプール・ストリート駅とイングランド東部方面を結ぶ近郊列車で使用される。2017年現在はアベリオ傘下のグレーター・アングリアが運用する。

2005年からはロンドンとヒースロー空港を結ぶ空港連絡列車のヒースロー・コネクトでも使用され、360/2形の5両編成5本が運用されている。

イギリス国外向け

2007年には、タイバンコクスワンナプーム国際空港を結ぶ空港連絡鉄道向けに、360/2形をベースとした車両が新製輸出された[1]

脚注

  1. ^ Bangkok Desiro deliveries begin」、Railway Gazette、2007年9月10日。

関連項目

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