9号系統
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 03:00 UTC 版)
「京都市営バス西賀茂営業所」の記事における「9号系統」の解説
経路 9号:西賀茂車庫前 - 上賀茂御薗橋 - 一条戻橋・晴明神社前 - 二条城前 - 七条堀川 - 下京区総合庁舎前 - 京都駅前 概要 9号系統は、西賀茂車庫から北区大宮地区、堀川通を経由して、京都駅までを結んでいる、全長約10kmの路線である。路線名は堀川線である。これらの地区から京都駅に行く場合、1号系統、37号系統などを利用して北大路バスターミナルで地下鉄烏丸線に乗り継いで行くより運賃が安く、乗り換えも不要である。そのため、四条通界隈の繁華街を通らないにもかかわらず、利用者数、本数とも非常に多い。12号系統、50号系統とともに堀川通の主幹路線である。 当系統は、その路線の大部分を、堀川通を上賀茂御薗橋から塩小路通までひたすら南北に走る部分が占めている。鉄道との接続箇所は少なく、京都駅以外では地下鉄東西線(二条城前駅)と接続する堀川御池でのみである。四条堀川では阪急京都本線(大宮駅)と京福嵐山線(四条大宮駅)に接続しているが、若干離れており直接の乗り継ぎ停留所とは言いがたい(乗り換え案内の放送はされていない)。当系統は生活路線としての役割が主体であるが、沿線には西本願寺、二条城、晴明神社、西陣織会館、上賀茂神社などの観光施設や、SCREENホールディングス本社(最寄停留所:堀川鞍馬口)も存在する。 平日・土曜日・休日とも、昼間は10分間隔で運行している。また、最終バスも他系統に比べて比較的遅い。 過去には、平日朝のみ快速9号系統として快速バスが運行されていた。西賀茂車庫前 - 北大路堀川間は各停留所で停車し、北大路堀川 - 京都駅前間は主要停留所(堀川寺ノ内、堀川今出川、堀川中立売、堀川丸太町、堀川御池、四条堀川、堀川五条、七条堀川)のみ停車していたが、2011年3月改正で9号系統に統合された。 沿革 当系統は、西賀茂営業所が誕生した1970年以降、現在の西賀茂車庫前 - 京都駅前で運行としており、京都駅付近を除き経路変更は行なわれていない。 1950年10月:9号系統を新設する。新設時の経路は、西洞院塩小路(現:下京区総合庁舎前)- 京都駅前 - 烏丸七条 - 七条堀川 - 堀川上立売 - 大宮上立売 - 大徳寺前 - 北大路堀川 - 上賀茂御薗橋である。 1951年9月:堀川上立売 - 大徳寺前 - 北大路堀川を、堀川上立売 - 堀川鞍馬口 - 北大路堀川に変更する。 1955年6月:西洞院塩小路 - 京都駅前間を廃止する。起終点を変更する。 1962年11月:N9号系統を新設する。新設時の経路は、上賀茂神社前 - 四条堀川 - 四条大宮である。 1967年6月:西賀茂山ノ前町 - 上賀茂御薗橋を延長する。 1970年12月:当営業所開設に伴い、西賀茂山ノ前町 - 上賀茂御薗橋を、上賀茂御薗橋 - 西賀茂車庫に変更する。 1973年1月:七条堀川 - 烏丸七条 - 京都駅前を、七条堀川 - 三哲(現:下京区総合庁舎前)- 京都駅前に変更する。 1976年4月:2号系統との連結運行を開始する(西賀茂車庫前 -(9号系統)- 京都駅前 -(2号系統)- 西賀茂車庫前)。 1978年10月:N9号系統を9号系統に統合する。 1981年5月:2号系統との連結運行を廃止する。 1988年6月:快速9号系統を新設する。経路は9号系統と同じで、北大路堀川 - 京都駅前が快速運転(停車停留所は堀川今出川、堀川丸太町、堀川御池、四条堀川、堀川五条、七条堀川)であった。 1989年7月:快速9号系統の停車停留所に堀川寺ノ内、堀川中立売を追加する。 2006年3月:快速9号系統の運行を平日朝のみとする。 2011年3月:快速9号系統を9号系統に統合する。
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