3号機増設
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1996年(平成8年)10月 - 環境影響評価の実施についての泊村への申し入れ。この後、1年8か月に及び環境調査が行なわれた。 1998年(平成10年) 7月 - 北海道電力から3号機増設計画についての申し入れが道をはじめ地元町村になされた。この後、法律や道条例に基づく環境影響評価書の縦覧や環境影響調査に係る地域単位の説明会の開催、道のエネルギー問題委員会などにより議論が交わされた。 9月 - 総合エネルギー対策推進閣僚会議において泊地点が『要対策重要電源地点』に指定された。 11月 - 道条例に基づく公聴会開催。 6月 - 第1次公開ヒアリング開催。 この頃、同年7月の敦賀発電所2号機一次冷却材漏洩事故の発生や、9月の東海村JCO臨界事故により、原子力の安全性に対する世論が一段と激しさを増し、一部には住民投票との声もあった。しかし、地元関係漁協や経済団体などが「条件付き賛成」をいち早く表明し、地元の各町村は、議会等において安全性や地域振興の問題など色々な角度から審議した。 2000年(平成12年) 3月 - 道主催の道内のエネルギー施策をテーマとする「道民のご意見を聴く会」が泊村、札幌市、旭川市、函館市、帯広市で開催された。3号機増設に向けて北電による「やらせ」があったことが判明している。 7月 - 北海道議会第2回定例会において知事が泊発電所3号機についての考え方を表明。 8月 - 知事が地元の意向の照会を求める。これに対し地元町村はそれぞれの議会において議論をし、泊村では同月28日に開催された原子力発電所対策特別委員会において「条件付き容認」が賛成多数で決議されたため泊村長は同月31日に知事へ対し正式に3号機増設計画に対する意向を伝えた。 9月 - 知事が経済企画庁に対し電源開発基本計画への組み入れについて異存ない旨の回答を提出。 10月 - 144回電源開発調査審議会において国の電源開発基本計画に新たに組み入れられた。 2001年(平成13年)3月 - 建設準備工事開始。 2002年(平成14年)11月 - 第2次公開ヒアリング開催。 2003年(平成15年) 7月 - 経済産業大臣が3号機増設の原子炉設置変更許可。 11月 - 建設工事開始。 2009年(平成21年) 1月 - 熱料初装荷、試運転開始。 3月 - 初臨界。 12月 - 営業運転開始。
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