3代目(2005年-2012年)GSX30
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「トヨタ・アバロン」の記事における「3代目(2005年-2012年)GSX30」の解説
2005年北米国際オートショーで発表される。同年に生産が開始されてアメリカとカナダで販売される。日本で販売されていない。 1MZ-FE型エンジンの後継発展型で北米LexusのES350やRX350、北米専用モデルで3.5L仕様のカムリなどと共通の2GR-FE型の3.5Lのエンジンを搭載し、前期は電子制御5ATで後期は6ATの変速機が組み合わされ、ボディサイズは大型化して全長は5メートルを超えた。 新たにグレードが増え、ベーシックな「XL」、スポーツ仕様の「Touring」、上級の「XLS」、「XLS」にスマートエントリー機能などの先進装備が加えた最上級の「Limited」となる。エンジンは全グレードとも共通である。前席3人掛けコラムシフトのベンチシート仕様は廃止された。 カーナビゲーションは、HDD方式ではなく5代目レクサスESや2代目アバロンなどと同様のDVD方式が全グレードに共通で、純正カーナビゲーションと連動するBluetoothによるハンズフリー機能や、車載オーディオとiPodを接続するジャックなどが装備されている。 2007年8月に小規模なフェイスリフトが施され、フロントバンパー、フォグランプ、フロントグリルや、ヘッドランプユニットの形状などが変更され、ATも6速のシーケンシャルシフトマチックに変更された。スポーツ仕様の「Touring」を止めて「XL」「XLS」「Limited」の3グレード構成となった。 2011年モデルはCALTYによりフェイスリフトが施され、2010年2月のシカゴオートショーで発表されて同年春に発売された。外装は、幅広いグリル、新形状のプロジェクターヘッドライト、新形状のLEDテールライト、新形状のバンパーが採用され、サイドにクロームトリムの使用が拡大され、リアビューはライセンスプレートの上にアバロンロゴが配された。内装はダッシュボードを含めて一新され、リアシートはリクライニング可能となり、ヘッドレストの形状が変更された。快適装備はタッチスクリーンDVDナビゲーションシステム、音楽ストリーミング再生に対応したオーディオシステム、XMサテライトラジオ、リアビューモニターが装備された。安全面は、大規模リコール問題を受けて再設計されたアクセルペダルとブレーキ・オーバーライド・システムを装備し、サイド・カーテンエアバッグ、運転席側ニーエアバッグを含む7つのエアバッグ、横滑り防止装置、ABS、EBD、ブレーキアシスト、トラクションコントロールシステムが全て標準装備となる。 グレードはスタンダードモデルと上級グレードの「Limited」に集約された。 中期型 後期型 グレード詳細 「XL」 - ファブリックシート、シルバーメタリックインテリア、クルーズコントロールシステム、16インチ7本スポークアルミホイールなど。 「Touring」 - (前期モデルのみ)内装(本皮)ブラックレザー&メタリックインテリア、専用スポーツサスペンション、リアスポイラー標準装備、クルーズコントロールシステム、ディスチャージヘッドランプ(HID)&オートレベリング機能、17インチ6本ツインスポークアルミホイールなど。 「XLS」 - 本皮シート、サンルーフ標準装備、本皮巻シフトノブ、木目調インテリア、クルーズコントロールシステム、自動防眩ミラー、純正盗難防止システム、17インチ6本スポークアルミホイールなど。 「Limited」 - スマートエントリー(プッシュスタート)機能、レーザークルーズコントロールシステム(上記3グレードと方式が異なる)、JBLサウンドシステム(12スピーカー装備。他3グレードは9スピーカー)、サンルーフ標準装備、木目調インテリア、木目調シフトノブ、専用パンチング加工本皮シート、シート位置&サイドミラー位置記憶装置、シートヒーター、雨自動感応式ワイパー、パワーリアサンシェード、ノイズ軽減フロントガラス、ディスチャージヘッドランプ(HID)&オートレベリング機能、純正盗難防止システム、17インチ9本スポークアルミホイールなど。
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