2023 FIFA女子ワールドカップ日本女子代表 (2023 フィファじょしワールドカップにほんじょしだいひょう)は、2023年 7月20日 から8月20日 にかけて、オーストラリア とニュージーランド で共同開催された2023 FIFA女子ワールドカップ に出場するサッカー日本女子代表 チームである。
2019年 -2023年 -2027年
概要
9回目の出場となる今回はグループリーグを全勝のグループ1位で通過し、4大会連続で決勝トーナメントに進出したが、準々決勝のスウェーデン代表 に敗れ、ベスト8敗退という結果に終わった。しかし、チームは歴代で2度目となるフェアプレー賞を受賞すると共に、宮澤ひなた が日本人としては史上2人目の得点王 に輝いた。
「出場状況」欄の「○」はフル出場、「 」は途中交代アウト、「 」は途中交代イン、「 」は獲得得点、数字は試合開始からの経過時間(分)をそれぞれ表す。
「年齢」「所属クラブ」は、開会式が行われる2023年7月20日時点。試合の日付は現地時間。
トレーニングパートナー
スタッフ
監督
コーチ
GKコーチ
フィジカルコーチ
審判員(レフェリー)
試合結果
グループC
順
チーム
試
勝
分
敗
得
失
差
点
出場権
1
日本
3
3
0
0
11
0
+11
9
決勝トーナメント に進出
2
スペイン
3
2
0
1
8
4
+4
6
3
ザンビア
3
1
0
2
3
11
−8
3
4
コスタリカ
3
0
0
3
1
8
−7
0
ザンビア vs 日本
ザンビア:
GK
1
キャサリン・ムソンダ(ドイツ語版 )
51分 90+7分
RB
8
マーガレット・ベレム(英語版 )
CB
15
アグネス・ムセサ(英語版 )
CB
3
ルショモ・ムウィエンバ(英語版 )
82分
LB
13
マーサ・テンボ(ドイツ語版 )
RM
12
エバリン・カトンゴ(英語版 )
CM
4
スーザン・バンダ(英語版 )
CM
14
アイリーン・ルング(英語版 )
72分
LM
17
レイチェル・クンダナンジ(英語版 )
CF
19
シオマラ・マペパ
72分
CF
11
バーブラ・バンダ(英語版 )
途中出場:
FW
7
オチュンバ・ルバンジ(英語版 )
72分
MF
21
アベル・チトゥンドゥ(ドイツ語版 )
72分 90+9分
DF
23
バスト・ピリ(ドイツ語版 )
82分
GK
18
ユーニス・サカラ
90+9分
監督:
ブルース・ムワペ(英語版 )
放送
この試合は地上波ではBS1 (実況:小宮山晃義 、解説:安藤梢 )とNHKプラス で生中継した。
日本 vs コスタリカ
コスタリカ:
GK
23
ダニエラ・ソレラ(スペイン語版 )
CB
20
ファビオラ・ビジャロボス(英語版 )
CB
4
マリアナ・ベナビデス(英語版 )
CB
2
ガブリエラ・ギレン(英語版 )
HT分
RM
3
マリア・コト(英語版 )
CM
16
キャサリン・アルバラド(英語版 )
CM
15
クリスティン・グラナドス(スペイン語版 )
64分
LM
12
マリア・ポーラ・エリゾンド(英語版 )
RF
7
メリッサ・ヘレラ(スペイン語版 )
CF
9
マリア・ポーラ・サラス(スペイン語版 )
76分
LM
14
プリシラ・チンチラ(英語版 )
86分
途中出場:
MF
10
グロリアナ・ヴィラロボス(英語版 )
HT分
MF
11
ラケル・ロドリゲス(英語版 )
64分
MF
21
シェイカ・スコット(スペイン語版 )
76分
監督:
アメリア・バルベルデ(英語版 )
放送
この試合は地上波ではBS1 (実況:深澤健太 、解説:川澄奈穂美 )とNHKプラス で生中継した。
日本 vs スペイン
試合後
なでしこジャパンとしては同大会史上初となる全勝かつノーカードかつ無失点で決勝トーナメント進出 を決めた。宮澤ひなた も同代表史上初のワールドカップ1大会で2試合以上複数得点を挙げた選手となった[5] 。
8か月前、SAMURAI BLUE もFIFAワールドカップ でスペイン代表 に勝利していた事で日本 は同時期のワールドカップで男女ともにスペイン に勝利した国となった。女子のスペイン戦でも、女子W杯の歴史において、2011年以降の勝利チームで最も低い支配率だったことが判明[6] 。
放送
この試合は地上波ではNHK総合 (実況:早坂隆信 、解説:安藤梢 、矢野喬子 )とNHKプラス で生中継した。
決勝トーナメント
ラウンド16
ノルウェー:
GK
23
アウロラ・ミカルセン(英語版 )
RB
13
テア・ビエルデ(英語版 )
88分
CB
6
マーレン・ミェルデ(英語版 )
CB
16
マティルド・ハーヴィケン(英語版 )
LB
4
トゥバ・ハンセン(英語版 )
74分
DM
8
ヴィルデ・ボー・リサ(英語版 )
63分
CM
7
イングリッド・シルスタッド・エンゲン(英語版 )
CM
11
グーロ・レイテン(英語版 )
RF
10
キャロライン・グラハム・ハンセン
CF
22
ソフィー・ロマン・ハウグ(英語版 )
LF
20
エミリエ・ハーヴィ(英語版 )
63分
途中出場:
FW
9
カリーナ・セビク(英語版 )
63分
MF
18
フリーダ・マーナム(英語版 )
63分
FW
14
アーダ・ヘーゲルベルグ
74分
DF
3
サラ・ホルテ(英語版 )
88分
監督:
ヘーゲ・リーゼ(英語版 )
試合後
宮澤ひなた はこの試合の得点によりW杯での1大会5得点を達成し、今大会3度目のVISAプレイヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた。1大会5得点は2011年大会 の澤穂希 に並ぶ同代表の歴代最多タイ記録である[8] 。
放送
この試合は地上波ではNHK総合 (実況:早坂隆信 、解説:矢野喬子 、永里亜紗乃 )で生中継した。NHKプラス でも同時放送されて平均視聴率は13・2%だった。
準々決勝
試合後
グループリーグで戦ったスペイン は自分達の確固たるスタイルに自信がある為に日本の対策をしたかは疑問であり、決勝トーナメントになると相手の対策もあり華麗なパスワークに陰りが見られた。今大会初失点もフィジカルが強いノルウェー 相手であり、東京五輪に続いて屈したスウェーデン も同じ特徴が見られる為、フィジカル優位の強豪国相手に対策された時の対応は急務である。また、今大会も被PK が決勝点になっている点は気がかりである。「フィジカル面」や「アピール、キッカー選定等の駆け引き面」や「強豪国をリスペクトしすぎな面」で劣勢を強いられた事はパリ五輪 、次のW杯 で優勝する為にFIFAからも課題として挙げられており、日々の練習や試合で意識して改善していくしかない[10] 。尚、優勝したスペインはスウェーデン やイングランド といった体格の劣る相手に無理な体制の競り合いは避けて、ファウルを貰うのが上手かった。また、劣勢でも隙を見た勝負所での鋭い攻撃とそれを実現する集中力と技術力は卓越していた。
放送
この試合は地上波ではNHK総合 (実況:佐々生佳典 、解説:丸山桂里奈 、永里亜紗乃 )で生中継した。NHKプラス でも同時放送されて平均視聴率は11・4%だった。
脚注
関連項目
外部リンク
1910年代
男子
1910年
1911年
1912年
1913年
1914年
1915年
1916年
1917年
1918年
1919年
1920年代
1930年代
1940年代
男子
1940年
1941年
1942年
1943年
1944年
1945年
1946年
1947年
1948年
1949年
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
ワールドカップ代表
結果・統計
男子
U-23男子
U-20男子
U-17男子
女子
U-23女子
U-20女子
U-17女子
フットサル
ビーチサッカー
eスポーツサッカー
出場選手
関連項目