1982 Tour de Franceとは? わかりやすく解説

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ツール・ド・フランス1982

(1982 Tour de France から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/28 17:07 UTC 版)

第69回 ツール・ド・フランス 1982
全行程 21区間, 3507 km
総合優勝 ベルナール・イノー 92時間08分46秒
2位 ヨープ・ズートメルク +6分21秒
3位 ヨハン・バンデベルデ +8分59秒
4位 ペーター・ウィネン +9分24秒
5位 フィル・アンダーソン +12分16秒
ポイント賞 ショーン・ケリー 429ポイント
2位 ベルナール・イノー 152ポイント
3位 フィル・アンダーソン 149ポイント
山岳賞 ベルナール・バレ 278ポイント
2位 ジャン=ルネ・ベルノードー 237ポイント
3位 ビート・ブロウ 205ポイント

ツール・ド・フランス1982は、ツール・ド・フランスとしては69回目の大会。1982年7月2日から7月25日まで、全21ステージで行われた。

みどころ

2度目のジロ・デ・イタリアを制したベルナール・イノーが再度ダブルツールの偉業に挑む。

打倒、イノーをもくろむ面々は相も変わらず大ベテランのヨープ・ズートメルクが中心となりそうだが、本番に入るとフィル・アンダーソンなどの若手勢の活躍が見られるようになってきた。

今大会の概要

プロローグはイノーが制するも、アンダーソンが第2ステージを制してマイヨ・ジョーヌを奪取。第10ステージを終えて総合首位アンダーソンに対し、イノーが44秒差の2位。

しかし第11ステージの個人タイムトライアルは、ジェリー・クネットマンが制して、イノーが18秒差の2位。そしてイノーがここでマイヨを奪取し、14秒差の2位にクネットマン。対して、アンダーソンは区間12位で、クネットマンに遅れること3分5秒となり、総合3位に転落。

第12ステージからはピレネーステージ。第12ステージは大集団の中、ショーン・ケリーが制し、イノー、アンダーソン、ズートメルクといったあたりはこの集団の中にいたが、総合2位のクネットマンは何と11分55秒の差をつけられる惨敗。トップイノーに対し、アンダーソンが2分3秒差で2位、ズートメルクが4分26秒差の3位に浮上してきた。

しかしイノーは第14ステージの個人タイムトライアルを制し、この時点でアンダーソンに5分17秒、ズートメルクに5分26秒の差をつける。

第15ステージからはアルプスステージ。ここでイノーら上位陣が苦戦を強いられ、区間優勝のパスカル・シモンに対し、3分7秒差で漸くイノーとズートメルクがフィニッシュ。しかしアンダーソンはこの2人にさらに2分40秒の差をつけられる。ここでズートメルクが総合2位に浮上してきた。

第16、17ステージはイノー、ズートメルクとも互いに譲らず。タイム差はほとんど変わらなかった。しかし第19ステージの個人タイムトライアルはやはりイノーが制し、ズートメルクとの差を6分21秒にまで広げ、ここで決着を見た。イノーは最終ステージのシャンゼリゼでもダメ押しのステージ優勝を奪い去り、初のダブルツールを達成。そして、4度目のツール総合優勝を果たした。

総合成績

選手名 国籍 チーム 時間
1 ベルナール・イノー フランス ルノー・ジタン 92h 08' 46"
2 ヨープ・ズートメルク オランダ 6' 21"
3 ヨハン・バンデベルデ オランダ 8' 59"
4 ペーター・ウィネン オランダ 9' 24"
5 フィル・アンダーソン オーストラリア 12' 16"
6 ビート・ブロウ スイス 13' 21"
7 ダニエル・ウィレムス  ベルギー 15' 33"
8 レイモン・マルタン フランス 15' 35"
9 ハニー・クイパー オランダ 17' 01"
10 アルベルト・フェルナンデス スペイン 17' 19"

マイヨ・ジョーヌ保持者

選手名 国籍 首位区間
ベルナール・イノー フランス プロローグ、第11-最終
ルド・ペータース  ベルギー 第1
フィル・アンダーソン オーストラリア 第2-第10

関連項目

外部リンク


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