魔導物語III 究極女王様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 23:21 UTC 版)
「魔導物語」の記事における「魔導物語III 究極女王様」の解説
『魔導物語III 究極女王様』(まどうものがたりスリー きゅうきょくじょおうさま)は、1994年12月30日に発売されたゲームギア用ソフト。コンパイルが開発し、セガから販売された。『魔導物語II 〜アルル16才〜』の続編であるが、ゲームギア版の過去2作が概ね原作を再現していたのに対し、本作では『1-2-3』のエピソード3とはオープニングとエンディングのラストが共通するのみで、内容は全く異なるオリジナルのストーリーになっている。前作のプランナーやデザイナーがメガドライブ版『魔導物語I』の開発に携わることになったため、本作では担当者が変更されており、おどろおどろとした一面は全くなくなり、ドタバタ劇のようになっている。この作品では隠しイベントとして、ぷよぷよを模した饅頭「ぷよまん」がゲームに初登場してその販売を告知するものがあり、以降の『魔導物語』『ぷよぷよ』シリーズでもぷよまんがゲーム中に登場するようになった。 2009年2月13日には、セガより本作GG版『魔導物語III』のiアプリ移植版が配信開始された。前2作と同様に新要素が追加された代わりにアルル以外のボイスが省略されているほか、敵とのエンカウント方式が従来のランダムに変更され、それに伴い敵の位置を感知するアイテム「ひかるツクシ」が廃止されている(該当箇所の宝箱は「おうごんリンゴ」に差し替えられた)。また、敵キャラクターの「ちょっぷん」の一部過激な表現や、「ぷよまん」関連のメッセージが現在は販売していないことを示すものに変更されるなど、一部の台詞が修正されている。2009年10月1日からはS!アプリ版、同年10月15日からはEZアプリ(BREW)版の配信も開始。 2018年9月28日にはWindows対応ソフト『魔導物語 きゅ〜きょく大全 よ〜ん GG I-II-III&A』の収録ソフトのひとつとしてゲームギア版を元にしたものが限定復刻された。詳細は「コレクション作品」の節を参照。 2021年2月15日より、D4エンタープライズのiOS向け定額サービス『PicoPico』にて、他の姉妹作とともにゲームギア版が配信開始された。2021年7月27日よりAndroid版のサービス開始に伴い、そちらでも配信開始された。 ストーリー カーバンクルを旅の仲間に加えたアルルだが、ルルーと名乗る女性が行く手を阻み、牛頭の魔物ミノタウロスをアルルに嗾けてきた(ここまでは原作『魔導物語3』とほぼ同内容)。アルルは慌てて逃げる際に、ルル―が仕掛けた落とし穴に落ちる。 穴の先にはカエルがいた。カエル達の話によると、ここはミノタウロスの迷宮で、自分達は小さいので魔物達に襲われることがないので、ここに住んでいるのだという。この迷宮から脱出するには、迷宮の先にあるダークゾーンを抜けなければならないが、そのためには待ち構えているであろうミノタウロスと戦わなければならない。カエル王ゲーロンに謁見したアルルは、自分がカーバンクルを連れていたので究極女王様だと認められ、スーパー魔導スーツを渡される。さらに、古代宝物殿でルベルクラクをエネルギー源とする強力な古代兵器「わんだふりゃ魔導砲」を手にしたアルルは、迷宮を脱出してルルーの屋敷へ仕返しに向かう。
※この「魔導物語III 究極女王様」の解説は、「魔導物語」の解説の一部です。
「魔導物語III 究極女王様」を含む「魔導物語」の記事については、「魔導物語」の概要を参照ください。
- 魔導物語III 究極女王様のページへのリンク