魔導物語II 〜アルル16才〜
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「魔導物語」の記事における「魔導物語II 〜アルル16才〜」の解説
『魔導物語II 〜アルル16才〜』(まどうものがたりツー アルルじゅうろくさい)は、1994年5月20日発売のゲームギア用ソフトで、『1-2-3』のエピソード2をゲームギアでリメイクした作品にあたる。コンパイルが開発し、セガから販売された。 ストーリーの流れは概ね原作に沿っているが、オープニングではアルル・ナジャが突然現れた猫型の魔物リュンクスに財布をすられ、それを追っていくと魔導師シェゾ・ウィグィィに出逢い、眠らされ捕まってしまうというものに変わっている。そのほか、『ぷよぷよ』の影響を受けた大きな変更点としては、原作では序盤のやられ役だったシェゾが終盤まで何度もアルルを追いまわすことと、足跡を残していただけだったルルーが(姿は現さないが)アルルに先行してダンジョンを探索しておりアルルの妨害をしてくることなどが挙げられる。一方、魔力を吸い取られミイラ化した死体、最終フロアのハーレム、后となる女性の魂だけあれば良いとするサタンなど、おどろおどろしい一面もまだ残っている。 3Dの迷宮型マップで戦闘では魔法を使ったり、敵の攻撃を受けるとキャラクターは喋る。体力や魔導力の状態は数字で表示されず、曖昧な言葉で表されているため、音楽や表情、セリフなどから読み取る。「カエルの為に鐘は鳴る」のようなポジションを占める。 2008年10月30日には、『魔導物語I』の移植に引き続いて、セガより本作GG版のiアプリ移植版が配信開始された。iアプリ版『魔導物語I』と同様の新要素が追加されており、一部の不具合の修正や表現修正、ゲームバランスの一部調整、容量の都合による敵ボイスの省略や一部BGMの差し替え(ライラの遺跡B100Fなど)がある。2009年6月17日からはS!アプリ版、同年8月27日からはEZアプリ(BREW)版の配信も開始。 2018年9月28日にはWindows対応ソフト『魔導物語 きゅ〜きょく大全 よ〜ん GG I-II-III&A』の収録ソフトのひとつとしてゲームギア版を元にしたものが限定復刻された。詳細は「コレクション作品」の節を参照。 2021年2月15日より、D4エンタープライズのiOS向け定額サービス『PicoPico』にて、他の姉妹作とともにゲームギア版が配信開始された。2021年7月27日よりAndroid版のサービス開始に伴い、そちらでも配信開始された。
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