高架化工事に伴う線路切り替えについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 23:28 UTC 版)
「東小金井駅」の記事における「高架化工事に伴う線路切り替えについて」の解説
2003年9月に線路を切り替えた際、上り線のみ北に移動させたため駅西側を通る東大通り(都道247号)の東町踏切では横断距離も遮断時間も長くなり、駅構内を自転車で通過する高校生が増えるなど、開かずの踏切として社会問題となった。また、橋上駅舎の自転車通行に対応するため、エレベーターは南口・北口ともに2基ずつ、合計で4基並べて設置されていた。その後、踏切の横断距離は元に戻り、南口閉鎖と地下通路新設により駅舎内の自転車通行は減少したが、駅構内の「自転車は降りて引いてください」の掲示はそのまま残されている。また、地下通路用のエレベーターが南口・北口に各1基ずつ設置されていた。 南口には小規模な商店街が形成されている。北口は中央線高架化工事終了後を見据えた土地区画整理事業および駅前整備事業が進められている。 中央線高架化工事の進行に伴い、2006年3月13日より南口が閉鎖されたため、駅の南側へ行くには北口から新設の地下通路を通る必要があり、歩く時間が長くなった。 2007年6月30日から7月1日にかけて下り線で高架切り替え工事が実施された。この切り替えにより橋上駅舎の改札口が廃止され、上下線で別々の改札口を持つ形態となった(前述の北口2連エレベーターは使用停止となった)。下り線は本設となる高架下改札口を使用し、上り線はホーム脇に設置される地平の仮設改札口を使用するが、下り線は南口・上り線は北口にしか接続しないため、南北相互の連絡は改札外の地下通路か東町踏切に頼ることとなった。 東町踏切は以前は南北往来が歩行者・自転車のみ可能で、自動車およびオートバイは北方面から南方面にのみの一方通行になっていたが2012年に工事が終了し自動車およびオートバイの南北往来が可能になった。 上下線分離となることから、上り線用の仮設駅舎にも一通りの設備を設ける必要があるが、トイレは橋上駅舎のものを引き続き使用した。このため、改札もホームも地平にありながらトイレだけが2階にあり、アクセス用に階段・エレベーター各1本が残る形となった。 2008年12月以降、北口では高架化工事終了後を見据えた整備事業の一つである、東大通りの道路拡張工事のための土地接収および居住住民の退去などが少しずつ進んでいる。 2009年12月5日から6日にかけて、上り線の高架切り替え工事が行われ、上下線とも高架化を完了した。 2011年2月、引き続き上り線側壁工事や旧南北地下自由通路埋め戻し工事などが行われ、完了した。 2014年1月27日、この事業に伴い生まれた高架下空間を活用する中央ラインモール構想に基づき、西口改札(nonowa口)工事およびnonowa東小金井が開業した。JR東日本グループの株式会社JR中央ラインモールが運営を行っている。同年7月17日には、nonowa東小金井の別館として、HIGAKO marcheが開業した。 2017年3月16日に北口の駅前広場交通ロータリーが開業した。 駅周辺の南北往来は東大通り(全て可)、駅改札通路(歩行者)、駅改札通路外南北通路(歩行者・自転車)で可能である。 2009年12月5日まで使用された上り線用の仮設駅舎(北口) 上り用の仮設ホーム 高架化直後の下りホーム
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