高架化工事に伴う北口の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 16:20 UTC 版)
「富山駅」の記事における「高架化工事に伴う北口の変遷」の解説
富山駅においては1958年(昭和33年)10月16日にかつて牛島のどぶが広がっていた場所に初めて北口改札が開設され、その後1999年(平成11年)12月4日に北口駅舎の改築が竣工したが、それまでの駅舎と地上ホームを撤去して駅を高架化することを目指す富山駅の連続立体交差事業のため、2007年(平成19年)3月18日より北口においては仮駅舎を使用することとなった。この仮駅舎は、従来の駅舎の東隣に設けられ、一階にはミニコンビニや富山ライトレールの乗車券販売所が入居し、2階及び3階を社員事務所として用いていた。 2015年(平成27年)3月14日よりあいの風とやま鉄道が開業し、在来線の富山駅が同社に移管されると、北口もまた同社の管轄下となり、出改札はJR時代に引き続きJR西日本金沢メンテックに業務委託されたものの、1997年(平成9年)10月1日以来開設されていたみどりの窓口やJR線に係る券売機は撤去された。この措置に伴って利用者から不満の声が上がった結果、西日本旅客鉄道は富山県からの要望に応じて、2016年(平成28年)2月19日にみどりの券売機を再設置した。また、2015年(平成27年)4月20日からは北陸新幹線利用者のために専用の通行券を発行し、富山駅に下車し北口へ向かう旅客または富山駅北口より北陸新幹線に乗車する旅客へあいの風とやま鉄道富山駅の構内を通過することを可能とする措置をとっていた。 しかし、前述の北陸新幹線開業に伴う富山駅の連続立体交差事業の進捗によって2019年(平成31年)3月4日に北口駅舎は閉鎖され、南北の改札は統合された。これにより新幹線利用者のために行われていた、あいの風とやま鉄道富山駅構内の通り抜け措置も終了した。新たな富山駅北口の整備事業は2019年(平成31年)末に着工され、2022年(令和4年)3月までに完成する予定となっている。 仮駅舎時代の富山駅北口 かつての富山駅北口駅舎 北口の出札口 北口のみどりの券売機 北口の売店
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