音楽性・表現性・演奏スタイル・和太鼓 御木裕樹流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/08 04:12 UTC 版)
「御木裕樹」の記事における「音楽性・表現性・演奏スタイル・和太鼓 御木裕樹流」の解説
「和太鼓を演奏すると、自分の気持ちが正直にすべての音になり、同じセッションは2回と無い。和太鼓で“自分の唄”を唄い感情を表現することで、一プレイヤーとしてたとえどんなジャンルであってもコラボレート(協同制作)できる、和太鼓とはそんな素晴らしい楽器だと思う。自分の楽曲も、わが国の伝統・和太鼓の新たな表現の一つと認識している。」とコメントしている。 「和太鼓はただ力一杯打ち鳴らすだけではなく、ドーンと叩いた後の余韻を効果的に使ったり多様な表現法がある。実際、落語や日本舞踊などの「間」が自分にとっては非常に参考になる」と、喜怒哀楽や自分の感情を楽器で唄い表現する事について語っている。 「和太鼓が上達するのに一番必要な事は、“挨拶”である。」とインタビューで答えており、自分自身や共演者・スタッフ・楽器など何に対しても『礼儀・礼節・思いやり・感謝の心』が特に重要であるとしている。 「和太鼓は力強い音と、リズム。和太鼓の音色は人間の心臓の鼓動と似ている部分があって、あの音を聴くとぐっと胸にきますね。それが魅力。」「日本の音、リズム、間、心と、今風の聴きやすいビートとをミックスして、面白いことができるんじゃないかと思っている。」「団扇太鼓、締太鼓、長胴太鼓(宮太鼓)、桶胴太鼓、大太鼓といった様々な和太鼓を組み合わせ、邦楽・洋楽といったジャンルにとらわれず、いろいろなアーティストとセッションを試みている。」と楽器、ライブ活動、演奏スタイルである“スーパー和太鼓”についてインタビューで話している。 「“打楽器としての和太鼓の可能性”を最大限に引き出したい。」と雑誌のインタビューで語っている。 和太鼓 御木裕樹流 門下生への和太鼓教室でも御木裕樹自身が明確に指導している“和太鼓演奏における重要な三大要素”を『音・リズム・見栄え』としており、「1.まず一つ目は力強く芯のある音、抜ける音を出す事。同じ種類・同じ大きさの太鼓であってもその個体(その楽器)により一台一台全て感触も音色も異なるが、“その楽器自体が本来持つ最高に良い音”をバチのインパクトとタッチでコントロールし、その楽器を最大限に良い音色で鳴らし奏でる事。」「2.次にリズム感良く演奏する事で、ある一定のテンポでフレーズやリズムを演奏するのであればそのインテンポのリズムを一切乱さずに叩く事。時にはテンポをあえて崩したり、リズムではない音符をルバートで奏でる事もあるが、全てにおいてリズム楽器を操る者として技術を磨く事が必要で、そのリズムを出すべくして自信をもって叩き出したリズムとして演奏する事。」「3.最後は見栄えであり、いくら音とリズムが良くても見栄えが悪ければ魅せる芸にならない。演奏前・演奏中・演奏後の所作や姿・アクションはもちろん、いつどの瞬間を写真に撮っても美しい姿に見えるよう見栄えにこだわり演奏する事。」「これらの三大要素が全て合わさって初めて一つの芸として和太鼓演奏が完成する。」とインタビューで答えており、「和太鼓演奏は、“音楽”であり、“芸術”であり、“自分の唄”である。」と話している。 「和楽器を特別なものと考えないで、普段聴いているロックやポップスと同じ立場で聞いてほしい音楽だ。」と掲載されている。
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