音楽性、歌詞、構成、振り付け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 00:38 UTC 版)
「パーリーピーポーエイリアン/セブン☆ピース」の記事における「音楽性、歌詞、構成、振り付け」の解説
楽曲「パーリーピーポーエイリアン」は、michitomo(作曲・編曲)とNOBE(作詞)によるエレクトロニック・ダンス・ミュージック (EDM) パーティーソングであり、「ド“チャラクソ”パーリーソング」と銘打たれている。『サードアルバム(仮)』収録の「美女の野獣」では野獣と化したアップアップガールズ(仮)が現生物ではなくエイリアンとして 世界中を侵略するという設定である。作曲・編曲者のmichitomoは以下のようにコメントしている。 今回のアプガは全世界を侵略していくジャポニズムエイリアンアイドルとして、ニッポン風味のパリピスタイルをドロップ —michitomo, なお「パリピ」とは「パーリーピーポー」(パーティーピープル(英語: party people))の省略形で、元来「パーティー、クラブ、イベントで飲んだり騒ぐ人たち」のことを指していたが、レコシンは言葉の意味に変化がみられるとしている。 同曲は、佐保明梨によるこぶしの利いた独唱に始まり、ライターの土屋恵介が「アップリフティングかつバウンシー」「レイヴ感たっぷり」と評するEDMのパートへと突入する。土屋はメロディについて、ショッキング・ブルー、バナナラマの「ヴィーナス」を意識した部分があるとも指摘している。リットーミュージックのサイト『耳マン』はサウンドについて「インベーダーゲームの射撃音とのたうちまわるシンセベース、スペーシーでサイバーな無数の電子音が飛び交う」としている。また、EDMパートの中には「音サビ(踊るためのサビ)」が存在する。ライターの小池直也は、曲調がEDMで、かつ音サビが存在することについて「パーリーピーポーにぴったり」と評価している。ライターのピ〜ス!久保田は楽曲全体を通して「アプガらしく、いかにして盛り上がるかということに特化した」と評価している。歌詞については「和なお祭り感」や「爆音のパーティーで踊っている瞬間」の感覚について触れられたもので、メンバーの佐保明梨は「ちょっと…変…」としている。 振り付けは竹中夏海によるもので、メンバーの関根梓は「真似しやすい」「楽しく踊れる」と評価している。振り付けのポイントは「エイリアンポーズ」と呼ばれる、両手を触角のように頭の上に持っていき指をピロピロするポーズである。メンバーの仙石みなみは同ポーズを簡単にできるものだとした上で(ライブ会場が)「一面エイリアンになる」としている。また、振り付けにはピンク・レディーの「UFO」の振り付けや、工藤静香の「嵐の素顔」、ランニングマン、志村けんの「アイーン」「変なおじさん」が取り入れられている。このことについては、楽曲のテーマが「ジャパニーズエイリアン」であることから、日本の良さを取り入れていると説明されている。またメンバーの新井愛瞳は「誰でも知ってる」「真似しやすい」と、このことについて説明している。振り付けの評価について『耳マン』は「身体の軸がブレずに滑稽な振りを流麗に踊る7人の様相は見れば見るほどじわじわくる」としている。 楽曲「セブン☆ピース」は、作詞・作曲・編曲PandaBoYによる「愛と平和」がテーマのダンス・ミュージックであり「アプガ流メッセージソング」と銘打たれている。アップアップガールズ(仮)がメッセージソングを歌うのは初めて。歌詞は「平和であることは当たり前じゃない」ということを表現したもので、土屋恵介はビートルズの「オール・ユー・ニード・イズ・ラブ」、エルヴィス・コステロの「ピース、ラヴ・アンド・アンダースタンディング」を引き合いに出したうえで「現実の大きな問題ときちんと向き合い、若い女子の目線で感じる、小さな幸せを守りたい」という内容が表現されているとした。曲調は明るくポップな ダンスサウンドである。小池直也は「サビの「ラプ&ピース」というリフレインが気持ちいい」と評価している。 両A面の2曲のコンセプトは相反するようにも見えるが、どちらの楽曲にもアップアップガールズ(仮)の「芯の強さ」が存在しているという点で共通している。メンバーの古川小夏は「どっちのスタイルも見せられるのがアプガの強み」としている。
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