【韓国中央情報部】(かんこくちゅうおうじょうほうぶ)
Korean Central Intelligence Agency (KCIA)
1960年代、朴正煕政権時代の大韓民国に存在した情報機関・秘密警察機関。
朴ら軍事革命委員会による「5・16軍事クーデター」が成功した後、すぐに設立された。
組織の本来任務は北朝鮮から送り込まれてくるスパイの摘発だったが、軍事政権時代には反政府運動の取り締まりも行い、政権に反対する国民を拷問・誘拐し、殺害さえすることもあった。
また、KCIAによる活動は国外にも及び「東ベルリン事件」や「金大中事件」をも引き起こした。
そして1979年にはKCIA部長が朴正煕大統領を暗殺するという事件を引き起こした。
1981年、全斗煥大統領はKCIAを「国家安全企画部」に再編・拡大したが、1999年、金大中大統領によってこれも廃止され、大幅に縮小した大統領直属機関として国家安全院(NIS)を新設した。
大韓民国中央情報部
(韓国中央情報部 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/06 12:08 UTC 版)
大韓民国中央情報部(だいかんみんこくちゅうおうじょうほうぶ、略称KCIA)は、韓国にかつて存在した情報機関。大韓民国国家情報院の前身。1961年5月の軍事クーデター直後の同年6月10日に設立された。初代部長の金鍾泌は統一教会(現・世界平和統一家庭連合)を韓国の政治的目的のために再組織した[1][2][3]。KCIAは1968年に反共産主義をスローガンとした国際勝共連合を文鮮明に命じて作らせ[4][5][6][7]、1976年には、朴東宣、統一教会と共謀した対米工作「コリアゲート事件」を主導した[5]。
- 1 大韓民国中央情報部とは
- 2 大韓民国中央情報部の概要
「韓国中央情報部」の例文・使い方・用例・文例
- 韓国中央情報部のページへのリンク