ネチズン
ネチズンとは、ネットワークを自分のコミュニティとして積極的に関わって行く人、あるいはそのようなあり方のことである。「ネット」(network)と「市民」(citizen)を掛け合わせた造語である。
ネチズン「netizen」という言葉は元々はアメリカのコロンビア大学から起こったと言われている。アメリカや韓国などでは、ネットワークを第2の社会として認識されつつあり、実際にネチズンを自認する者も多い。日本ではネチズンという言葉は浸透していないが、一部モラルの高いコミュニティでは、ネットワークの向こう側に自分のコミュニティを見据えて主体的に関わってゆこうとする姿勢が見られる。例えば人力検索サービス「はてな」のユーザーは自らを「はてな市民」と呼ぶ場合がある。
ネチズン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/31 03:38 UTC 版)
ネチズン(英: netizen)とは、まるで現実社会からインターネットなどのコンピュータネットワークに移住したかのように、積極的活発的に活動するユーザーのことである。
ネット市民、ネット民とも言われ、ネットワーク市民を意味する英語「network citizen」の略称で日本ではあまりなじみがない[要出典]。インターネットの初期にまるで移住するかのごとく積極的、活発的に活用した当時のユーザーの通称のことで、2019年現在では古くなった言葉である[1]。
日本では群馬大学特任教授の下田博次が、子供のインターネット利用について学ぶ団体の名称(ねちずん村)として使っているという事例がある[2]。
生態
ネットで活発に活動する人物は、基本的に時間のある無職(学生、未成年を含む)か、働きながら寝食を惜しんで活動している人物かのどちらかである。
その性質上、子育てなどの現実問題とは無縁な独身者に多く、特に40〜50代の独身男性は過激化しやすい傾向にあると言われる。
ネット世界は多くが匿名であるゆえ、現実世界では到底見せないような暴力性・変態性を見せる者も多く、誹謗中傷などで訴訟や裁判沙汰になることもある。
また、政治的には右派(極右含む)である者が多く、世間では極めて少数派の意見であっても、ネット掲示板では多数派になる状況が見受けられる。
脚注
- ^ インターネットの安心·安全ハンドブックVer4.01 p140,p154
- ^ “10代のネット利用を追う:子どものネット利用「注意、見守り、指導せよ」~群馬大・下田博次特任教授”. Impress Watch. (2008年9月18日) 2013年6月1日閲覧。
参考文献
- インターネットの安心·安全ハンドブックVer 4.01 内閣サイバーセキュリティセンター編 2019年
関連項目
ネチズン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 16:51 UTC 版)
「2020年の中国による海上での香港居住者の拘束」の記事における「ネチズン」の解説
2020年10月1日にデモ隊が12名の拘禁者の釈放を要求する看板を持ってロンドンの中国大使館前に現れた。 10月上旬からスウェーデンの気候活動家グレタ・トゥーンベリや芸術家・風刺画家・権利活動家のバディウツァオ(英語版)のような様々な国際人士がソーシャルメディアで12名の拘禁者への認識を高めるのを助ける「#Save12HKYouth」を掲げた。運動は人権組織香港観察(英語版)により始められ、この拘禁を大陸で出廷させるために民主派活動家を送還するのが一般化するなら影響を与える「香港の分岐点となる事例」と名付けた。 10月23日から25日にかけての週末に世界の30を超す都市が市民や地元政府にこの12名の拘禁者を認識させる支援行事を行った。
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