関西代表球団への過程とは? わかりやすく解説

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関西代表球団への過程

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:02 UTC 版)

阪神タイガース」の記事における「関西代表球団への過程」の解説

阪神タイガースは、現在セ・リーグでは唯一近畿地方本拠地をおく球団であり、関西圏において圧倒的な人気を誇る。スポーツ新聞各紙関西版では専らタイガース関連記事1面飾り1面以外のページに至るまで大きく扱われることも多く在阪局制作のテレビ・ラジオ番組では、情報番組内でのスポーツコーナータイガースについての情報多く占めプロ野球中継でもタイガース応援色を打ち出している(ABCの「虎バン主義。」MBSの「with Tigers」など)。1985年10月16日関西テレビ中継した、阪神21年ぶりの優勝決めたヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)は関西地区視聴率56.7%を記録ビデオリサーチ調べ)。これは関西地区におけるプロ野球中継最高視聴率記録である。しかし、その人気は始めから不動ものという訳ではなかった。 群雄割拠の関西球団 かつての関西においては南海ホークスタイガース同様に多く人気集め球団であった。特に1950年代前半頃、甲子園球場へのナイター設備設置1956年完了)が大阪スタヂアムより遅れたことで観客動員減少させた阪神は、南海観客動員上回ることができず、ナイター設置後1959年からは3年続けて南海下回っていた。また、テレビ中継でも、南海ホークス毎日放送近鉄バファローズ朝日放送阪急ブレーブス関西テレビ放送などと、球団 - 放送局間で優先的な放送契約結んでいたこともあり、タイガース以外の関西球団への注目度比較的高い状況であった関西球団の中継数減少 しかし、1960年代中盤差し掛かる読売ジャイアンツ黄金期迎え在京キー局との関係からも、他地方同じく関西でも次第巨人試合中継数が優位となっていった。特に、関西テレビ巨人中心方針強め阪急好調でも「阪急カード押し出すことは容易な業ではなかった」ことから、以前年間30試合ほどあった阪急戦の中継1966年には8試合にまで減少毎日放送でも、1960年代こそ南海戦の中継放送事業として欠かせない存在だったが、1970年代には巨人戦中継確保することに必死となっていた。 阪神戦の「露出増加」から「一極集中化」 このように関西でも巨人戦中心的に中継されるようになったことで、同一リーグ所属するチームとして巨人年間通して対戦するタイガースマスコミへの露出が他の関西球団比して増加。さらに、時を同じくして神戸市拠点とする放送局サンテレビ開局1969年)、その直後から編成目玉としてタイガース戦の完全中サンテレビボックス席』の放送開始した同局視聴可能エリア大阪府下の相当な地域を含む阪神地区全域含んでおり、またその後関西圏独立UHF各局へのネット開始されたことで、関西全域において身近にタイガース戦をテレビ観戦できる環境整った。 それに伴うタイガース人気向上に従って元来阪神巨人戦のみを放送していた上記大手在阪テレビ局積極的にタイガース中心とした中継放送増加させるようになり、関西でのプロ野球放送タイガース戦への一極集中化が進むこととなった

※この「関西代表球団への過程」の解説は、「阪神タイガース」の解説の一部です。
「関西代表球団への過程」を含む「阪神タイガース」の記事については、「阪神タイガース」の概要を参照ください。

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