開封くじ、ナンバーズおよび着せかえクーちゃんの抽せん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 20:21 UTC 版)
「宝くじ」の記事における「開封くじ、ナンバーズおよび着せかえクーちゃんの抽せん」の解説
開封くじ、ナンバーズ及び着せかえクーちゃんの抽せんは、電動風車式抽せん機を利用して行われる。モーターのついた円形の風車盤には、0から9(6桁番号のうちの上2桁は1台で10から19)までの数字が各1個、等面積に記入されており、風車盤をモーターで回転させた後に、適当な時間を置いて矢を放ち(1等・2等の抽せんでは演奏が流れ終わったのと同時に矢を放つ)、風車盤を停止させ、矢の刺さっている数字が当せん番号となる仕組みである。各風車盤の数字の並び順は、台ごとにすべて異なっている(0・1・2・3・4・5・6・7・8・9の右回りと左回り、0・3・6・9・2・5・8・1・4・7の右回りと左回りなど)。発売組数の少ない宝くじの抽せんでは、組抽せんの風車盤1台にすべての組数字が記入されている場合もある(例:01組から25組まで発売の宝くじの抽せんでは、組抽せんの風車盤1台に01から25までのすべての組数字が記入されている)。なお、「着せかえクーちゃん」の開始に伴い、ナンバーズ4の風車盤が更新され、外側に数字、中心側にクーちゃんの果物デザイン図柄が配されるものに変更された(果物は5種が各2つ配置されている、もちろん風車盤個別に配列は異なる)。 抽せん機は会場に応じて3種類を使い分けている。 大型(ジャンボ宝くじ用。風車盤の上にはディスプレイを装備。ディスプレイには数字だけではなく、風車盤の回転中に表示するクーちゃんのアニメーション、矢の発射準備完了を示す「セット完了」の文字が表示される。抽せん機自体に装飾が施されており、演出用にフルカラーLEDとデジタルサイネージも装備している。) 中型(通常宝くじでテレビ中継される場合に使用。風車盤の上には赤色のセグメント表示器を搭載。組・十百位と万・十万位が2個のほかはそれぞれ1個ずつ付いている。) 小型(上記以外とナンバーズで使用。卓上サイズで、数字を表示する機能はない。東京の宝くじドリーム館配備分には演出用に電球を装備している。) 数字と数字の境界線は金属棒によって遮られ、境界線上に矢が刺さらないようになっている。矢が刺さらなかった場合(矢の発射ができなかったり、発射できても金属棒に当たって落ちる)または矢が刺さっても幸運の女神や司会者が確認する前(数字を読み上げる前)に矢が落ちた場合は、その抽せん機に限りやり直しとなる。金属棒の近くに矢が刺さって当せん数字が判別しづらい場合は、立会人が双眼鏡で確認をした上で当せん数字を確定する。同一等級の2回目以降の抽せんで仮に同じ組・番号が出た場合は、後のほうをやり直すというルールがある。また、組数字の抽せんで発売がされていない組数字の「00組」や「000組」になった場合、当せんの組数字を何組とするかが抽せんの開始時に説明される(例:01組から100組まで発売の宝くじで抽せんされた組数字が「00組」になった場合、当せんの組数字は「100組」とする)。なお、風車盤を回すモーターは、無作為に電源供給が一時的に断たれ、完全に一定の速度で風車盤が回らない(狙い打ちができない)ように工夫されている。
※この「開封くじ、ナンバーズおよび着せかえクーちゃんの抽せん」の解説は、「宝くじ」の解説の一部です。
「開封くじ、ナンバーズおよび着せかえクーちゃんの抽せん」を含む「宝くじ」の記事については、「宝くじ」の概要を参照ください。
- 開封くじ、ナンバーズおよび着せかえクーちゃんの抽せんのページへのリンク