重太郎(八坂村)
出展:日本の棚田百選 |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/4 | 3.8 ha |
維持・保全・利活用状況 |
本地区は、急傾斜の棚田地域であり、機械化も遅れ農業従事者の高齢化が進 行し、荒廃農地が目立ち始めていた。村では、貴重な環境資源である棚田を保全していくため、平成10年度に県営中山間総合整備事業により、区画整備を始め道路、水路の基盤整備を実施した。又、今年度、高齢化や兼業化に対応するため、地域の農業者が助け合って営農を維持していくよう、機械作業の受託を中心とする営農組合を設立した。また、年間を通 して「棚田市民ネットワーク」の会員や「東京農業大学」の学生が農作業体験に訪れているほか、村内の非農家が高齢農家の棚田を地区住民とともに耕作しており、棚田作業が都市及び地域間交流の一翼を担っている。 今後それぞれの住民レベルで推進されている、棚田作業の交流を強化し、都市住民の参加を増加させていくとともに、グリーンツーリズムを推進し、特色ある交流を進めていきたい。また、この取り組みから住民自らが村の良さと山村の重要性を再認識し、誇りと喜びを持って生活していける「山の暮らしの理想郷」も実現していきたい。 |
推薦項目 | 景観 |
推薦理由 | 景観:本地区は、村内でも最大傾斜の急傾斜棚田であり、周辺の山々や谷間の民家と調和し、山村の原風景ともいえる美しい景観である。平成10年度に圃場整備を実施したが、大規模な形状改造ではなく、道水路整備を中心とした畦抜き程度の整備である。また、環境整備のため地区住民が中心となり、畦畔に芝桜やクローバー等を植栽していく計画である。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 52 枚 | 水 源 | 井戸(湧水含む) |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 土羽 | |
開発起源 | 近世(戦国~江戸時代) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 19 戸 | 10a当収量 | 520 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.2 ha/戸 2.7 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 村が進めている有機野菜の推進とあわせ、「有機米」や「はぜ掛け米」として、消費者ニーズに対応した米の 産地化をはかっていきたい。 |
特記事項の有無 | なし。 |
(注:この情報は平成11年のものです)
固有名詞の分類
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