赤ちょうちん (映画)とは? わかりやすく解説

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赤ちょうちん (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/24 06:53 UTC 版)

赤ちょうちん』(あかちょうちん)は、1974年公開の日本映画藤田敏八監督=秋吉久美子主演による「日活歌謡映画路線」の第1作[1]、「日活ニュー青春映画3部作」の第1作[2][3]秋吉久美子の出世作となり[2][3][4][5]、興行的にも成功を収め[3]、以降、同年のうちに『』『バージンブルース』が製作された[1]。『映画時報』1974年12月号には、1971年11月から日活ロマンポルノ体制に移行した日活が、それ以降に最初に作った一般映画、と書かれている[6]


注釈

  1. ^ 現金書留の差出人欄に幸枝の住所は、中野区丸山1–〇–〇と実在する住所が記載されている。
  2. ^ 劇中に精神病院とは言及されないが、病室や病院内が鉄格子に囲まれている。『ぴあシネマクラブ』には「精神病院に入れられた幸枝」と記載されている(同誌p.54)。
  3. ^ 本作のOPに流れるテロップでは、苗字の“吉”の上の部分が“士”ではなく“土”を使った漢字で表記されている。

出典

  1. ^ a b c d e f g 高護(ウルトラ・ヴァイブ)『日本映画名作完全ガイド 昭和のアウトロー編ベスト400 1960‐1980シンコーミュージック、2008年、15–16頁。ISBN 9784401751228 
  2. ^ a b c “秋吉久美子 19歳の少女が語る言葉とは思えない…不思議な魅力”. 東スポWEB (東京スポーツ新聞社). (2022年11月20日). オリジナルの2022年11月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20221126131510/https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/245163 2023年2月4日閲覧。 
  3. ^ a b c d e 『日本映画俳優全集・女優編』キネマ旬報社、1980年、154頁。 
  4. ^ a b c d e f 富澤一誠『青春のバイブル 魂を揺さぶられた歌』シンコー・ミュージック、2009年、63頁。 
  5. ^ 秋吉久美子|『男はつらいよ』第39作 マドンナ 高井隆子”. 『男はつらいよ』公式サイト | 松竹株式会社. 2023年2月4日閲覧。
  6. ^ a b 「映画界東西南北談議 復調気配の74年をふりかえって 大きく揺れた映画界の人脈とその動き」『映画時報』1974年12月号、映画時報社、32頁。 
  7. ^ a b c d e f g h i j k l “日活によみがえる青春映画 ポルノ熱さめた? セットにも"やる気" 伝統は消えず”. サンケイスポーツ (産業経済新聞社): p. 11. (1974年2月15日) 
  8. ^ a b c d e f 赤ちょうちん - 日活
  9. ^ 『秋吉久美子 調書』刊行記念 ありのままの久美子 シネマヴェーラ渋谷
  10. ^ a b 笹森文彦 (2021年12月19日). “亡き喜多條忠さん作詞「4畳半フォーク3部作」が育てた名女優秋吉久美子”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). オリジナルの2021年12月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211218202625/https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202112110001159.html 2023年2月4日閲覧。 
  11. ^ a b c 『ぴあシネマクラブ 邦画編 1998-1999』ぴあ、1998年、54頁。ISBN 4-89215-904-2 
  12. ^ a b c d e f g 南こうせつ (2017年8月21日). “[時代の証言者] 青春のフォーク 南こうせつ(20) 『赤ちょうちん』複雑な思い”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 7 
  13. ^ a b c d e 南こうせつ、ロング・インタビュー”. MUSIC GUIDE. ページワン (2021年). 2021年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月11日閲覧。
  14. ^ a b c 「邦画新作情報」『キネマ旬報』1974年1月下旬号、キネマ旬報社、174–175頁。 
  15. ^ a b c d 樋口尚文「素晴らしき映画女優(14) 秋吉久美子 映画の遊牧地帯でつかまえて」『キネマ旬報』2010年5月旬号、キネマ旬報社、52–56頁。 
  16. ^ a b c 118 アニメ様日記 2017年8月27日(日)~
  17. ^ 福岡翼「秋吉久美子映画と自己についての総てを語る スター・インタビュー・シリーズ再開! 『妹』『青葉繁れる』『十六歳の戦争』の話題の人」『キネマ旬報』1974年9月下旬号、キネマ旬報社、72–77頁。 


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