議論となった判定
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2018年9月1日 J1第25節 北海道コンサドーレ札幌vsヴィッセル神戸(札幌ドーム) 前半アディショナルタイム3分(45+3分)、神戸DFアフメド・ヤセルのスローインを納めきれなかったFWルーカス・ポドルスキがインターセプトを試みた札幌MF深井一希にスライディングタックル。主審の池内は、ポドルスキのタックルがスパイクの裏を見せていたとして迷わずレッドカードを提示し、神戸の選手達が抗議する事態になる。 さらに後半38分、自陣ペナルティエリア手前で与えたフリーキックに対し神戸の選手達がGKキム・スンギュの指示で壁を整えていた最中に池内がプレー再開の笛を吹き、すかさず札幌DF福森晃斗がキック。これが直接決まってダメ押し点を献上する結果となる。 試合後、神戸監督の吉田孝行は「退場が出て非常に苦しい状況になり、後半もよく分からないジャッジというか、ルール上はOKなんですけど、壁を作っている間にピッて始められるのは初めて見るケースなので、ちょっとよく分からなかったです」と池内の下した判定に疑義を呈した。なお、前半終了間際のポドルスキの一発退場については、池内のポジショニングが良く、妥当なジャッジではないかとの言及が成されている。 2020年12月12日 J1第32節 名古屋グランパスvs横浜FC(パロマ瑞穂スタジアム) 後半34分、名古屋MFガブリエル・シャビエルの浮き球のクロスボールにペナルティエリア内に走り込んできたMFジョアン・シミッチが頭で合わせたが、これを横浜FCのDF田代真一が腹部でトラップしてクリア。このプレーに対し、主審の池内は田代のハンドを指摘してPKの判定を一旦は下す。しかしこの判定に横浜FCの選手が抗議し、池内は副審の山内宏志と協議した結果、池内は田代の腕が体に密着しており不自然に動かしていないと判断してハンド (PK) の判定を取消し、ドロップボールで試合を再開する。審判団での協議の上での判定変更ではあったが、一見すると「横浜FCの抗議が通った」ようにも見える判定変更となった。 この試合は結果的にスコアレスドローに終わるが、名古屋にとってはこの判定に苛立ちを隠せないガブリエル・シャビエルがその後のプレーでラフプレーを犯し退場するなど、上位争いをしていた状況で結果に大きく影響するような判定になったことに加え、翌年から長期改修工事に入るパロマ瑞穂スタジアムでの2020年シーズン最終戦だったこともあり、名古屋の関係者・サポーターを中心に物議を醸し、試合後には名古屋監督のマッシモ・フィッカデンティが怒りに満ちた表情で「我々のすべてを台無しにする不可解な判定」「あそこで試合をぶち壊され、残念で後味が悪い」と判定を批判するコメントを残した。 その後、Jリーグが配信した「Jリーグジャッジリプレイ」ではこのプレーを取り上げ、JFA審判S級インストラクターの廣嶋禎数は判断の難しいジャッジであることを指摘した上で「意図があって腕を残していたと判断せざるを得ない(=ハンドの反則)」と述べた上で、副審のサポートが逆に主審の判断を揺るがせた可能性に言及した。一方、Jリーグ副理事長の原博実は「判定を変えたのは大きな決断」と池内の判断を尊重した上で「選手・スタッフ全員がその(ルールの)細かいところまで理解しているとは言えず、状況的にも熱くなっている」と指摘、廣嶋が「両チームの話のできる選手を呼ぶなどして、なぜ判定が覆ったかを説明し、ドロップボールで再開されることを説明すべきだった」と解説している。
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議論となった判定
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「ダニー・マッケリー」の記事における「議論となった判定」の解説
2021年3月27日・2022 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループA・ポルトガル対セルビア 後半アディショナルタイムにポルトガルFWクリスティアーノ・ロナウドのシュートをセルビアFWアレクサンダル・ミトロヴィッチが掻き出したプレーに対し、映像ではゴールを割っていたように見えたがマッケリーはこれをノーゴールと判定、激昂したロナウドがピッチを去る事態となり、試合後マッケリーがジャッジミスを認めてポルトガル側に謝罪を行っている。 2021年7月7日・UEFA EURO 2020準決勝・イングランド対デンマーク 延長前半の103分、マッケリーはペナルティエリア内でのデンマークMFマティアス・イェンセンとイングランドFWラヒーム・スターリングの接触に対してイェンセンのファウル及びPKの判定を下し、これが(前述のW杯予選のミスジャッジと相まって)批判の矢面に立たされる結果となった。マッケリーの判定については、試合のVAR関係者がマッケリーにペナルティの判定が「正しい」と言ったとUEFA審判委員会のロベルト・ロセッティ委員長が指摘している。
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