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金承奎

(キム・スンギュ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/23 07:53 UTC 版)

金 承奎
サッカー大韓民国代表での金承奎(2017年)
名前
愛称 マイコン、スンちゃん
カタカナ キム スンギュ
ラテン文字 KIM Seung Gyu
ハングル 김승규
基本情報
国籍  大韓民国
生年月日 (1990-09-30) 1990年9月30日(34歳)
出身地 蔚山広域市[1]
身長 187cm
体重 84kg
選手情報
在籍チーム FC東京
ポジション GK
背番号 81
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2008-2015 蔚山現代FC 114 (0)
2016-2019 ヴィッセル神戸 107 (0)
2019 蔚山現代FC 16 (0)
2020-2022 柏レイソル 72 (0)
2022-2025 アル・シャバブ・リヤド 58 (0)
2025- FC東京
代表歴2
2006-2007  韓国 U-17 17 (0)
2008-2009  韓国 U-20 16 (0)
2009-2012  韓国 U-23 15 (0)
2013- 韓国 82 (0)
獲得メダル
サッカー
アジア競技大会
2010 広州 男子
2014 仁川 男子
1. 国内リーグ戦に限る。2024年12月12日現在。
2. 2024年2月5日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

金 承奎(キム・スンギュ、1990年9月30日 - )は、大韓民国蔚山広域市出身のプロサッカー選手JリーグFC東京所属。ポジションはゴールキーパー(GK)韓国代表

クラブ経歴

蔚山現代FC

2006年、高校1年生のときにドラフト会議で指名を受け蔚山現代FCに加入。2007年に行われた2007 FIFA U-17ワールドカップのU-17韓国代表では唯一のプロ登録選手となった。2008年11月22日の浦項スティーラース戦で延長後半終了間際に投入され、史上初の高校生Kリーガーが誕生した[2]

2013年、金永光が負傷離脱したことがきっかけで正GKの座を掴み、Kリーグベスト11を獲得し、韓国代表にも選出された。 また、2014年にはKリーグ・オールスター戦の人気投票でGK部門では全体の82%となる99933票を獲得し、2015年にもKリーグ・オールスター戦の人気投票で2年連続の1位を獲得した。

ヴィッセル神戸

2016年、Jリーグヴィッセル神戸に完全移籍[1]。自身初の海外クラブでのプレーとなり、レギュラーとして出場した。

2017年10月14日の浦和レッズ戦では、アシストを記録[3]。このシーズンもレギュラーとして活躍した。

2018年もレギュラーとして出場するも、10月20日に行われた第30節・川崎フロンターレ戦で5失点をした次の試合から前川黛也にレギュラーを奪われた[4]

2019年は開幕戦から3試合連続レギュラーとして出場したが、第4節の清水エスパルス戦では新たにFCバルセロナから加入したセルジ・サンペールがベンチ入りしたこともあり、外国人枠の影響でベンチを外れ、不本意な形で前川に再びレギュラーの座を譲ることとなってしまった[5]。現役韓国代表でありながら、外国人枠でベンチ外となることに韓国メディアは「(外国人枠の)被害受ける」と伝えた[6]

韓国復帰

2019年シーズン開幕前、Jリーグで外国人選手の登録が無制限となり、チームで出場機会が減るため移籍したいとチーム側に伝えたが、「夏の移籍市場まで待ってみよう」と説明を受けた[7][8]。 だがキムの予想通り外国人枠の問題で出場機会が減り、7月26日に古巣の蔚山現代FCへ復帰[9]。復帰戦では、Kリーグで自身初となるアシストを挙げ、チームの勝利に貢献した[10]

柏レイソル

2020年1月10日、J1リーグに昇格した柏レイソルに完全移籍加入することが発表された[11]。自身にとって約半年ぶりのJリーグ復帰となった。中村航輔との日韓代表のポジション争いが期待されていたが、その中村がちばぎんカップ ジェフユナイテッド市原・千葉戦にて負傷。中村に代わってピッチに入った。その後はルヴァンカップ第1節・ガンバ大阪戦やJリーグ開幕戦・北海道コンサドーレ札幌戦で活躍。一時は怪我から復帰した中村にポジションを奪われ、ベンチにも入れない時期もあったが、中村が再負傷しチームを離脱すると、再びレギュラーに君臨。10月7日、ルヴァン杯準決勝の横浜F・マリノス戦で好セーブを連発し、決勝進出に貢献。

2022シーズンも引き続きレギュラーとして開幕からプレーしていたが、5月頃から若手の佐々木雅士にポジションを奪われ、メンバーから外れる試合が増えた。

アル・シャバブ・サウジ

2022年7月、サウジアラビア1部アル・シャバブ・サウジへ完全移籍することが発表された[12]

FC東京

2025年6月7日、FC東京へ完全移籍することが発表された[13]

代表経歴

2013年に代表に初選出され、2014 FIFAワールドカップのメンバーに選出された。本大会では守護神チョン・ソンリョンが第2戦アルジェリア戦で判断ミスから失点したため、第3戦ベルギー戦で先発に抜擢された。結果的に自身は1失点を喫し、チームは敗退。未勝利でのグループステージ敗退となった。

AFCアジアカップ2015では、キム・ジンヒョンがレギュラーを務めたため、自身は第2戦クウェート戦のみの出場となった。大会後にジンヒョンからポジションを奪取し、EAFF東アジアカップ2015ではレギュラーを務めた。

2018 FIFAワールドカップでは、レギュラーとしての活躍が期待されながらもチョ・ヒョンウにポジションを奪われ、本大会間近でのスタメン落ちとなった。

その後は再びポジションを奪取し、AFCアジアカップ20192022 FIFAワールドカップではレギュラーで活躍した。

AFCアジアカップ2023では、レギュラーとして出場していたが、初戦後に怪我でチームを離脱した[14]

私生活

2024年4月29日、モデルのキム・ジンギョン朝鮮語版と6月に結婚することが発表され[15]、6月17日にソウル市内で結婚式が行われた[16][17]

所属クラブ

個人成績

国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
韓国 リーグ戦 リーグ杯 FA杯 期間通算
2006 蔚山 Kリーグ/
Kクラシック
0 0 0 0 0 0 0 0
2007 0 0 0 0 0 0 0 0
2008 2 0 0 0 0 0 2 0
2009 40 0 0 0 0 0 0 0 0
2010 3 0 4 0 1 0 8 0
2011 18 2 0 - 0 0 2 0
2012 12 0 - 0 0 12 0
2013 32 0 - 2 0 34 0
2014 29 0 - 1 0 30 0
2015 32 0 - 1 0 33 0
日本 リーグ戦 リーグ杯 天皇杯 期間通算
2016 神戸 18 J1 34 0 2 0 1 0 37 0
2017 31 0 5 0 3 0 39 0
2018 30 0 0 0 2 0 32 0
2019 12 0 1 0 0 0 13 0
韓国 リーグ戦 リーグ杯 FA杯 期間通算
2019 蔚山 81 K1 16 0 - 0 0 16 0
日本 リーグ戦 リーグ杯 天皇杯 期間通算
2020 17 J1 24 0 3 0 - 27 0
2021 35 0 1 0 1 0 37 0
2022 18 13 0 0 0 0 0 13 0
サウジアラビア リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
2022-23 アル・シャバブ・リヤド 18 SPL 30 0 1 0 - 31 0
2023-24 19 0 3 0 - 22 0
2024-25 -
日本 リーグ戦 リーグ杯 天皇杯 期間通算
2025 FC東京 81 J1
通算 韓国 K1 128 0 4 0 3 0 135 0
日本 J1 179 0 12 0 7 0 198 0
サウジアラビア SPL 49 0 4 0 - 53 0
総通算 356 0 20 0 10 0 386 0
国際大会個人成績 FIFA
年度 クラブ 背番号 出場 得点 出場 得点
AFC ACL クラブW杯
2008 蔚山 1 0 -
2009 40 1 0 -
2012 18 0 0 0 0
2014 6 0 -
通算 AFC 8 0 0 0

代表歴

出場大会

試合数

  • 国際Aマッチ 80試合(2013年-)[18]


韓国代表 国際Aマッチ
出場 得点
2013 3 0
2014 4 0
2015 11 0
2016 5 0
2017 5 0
2018 10 0
2019 11 0
2020 0 0
2021 9 0
2022 14 0
2023 8 0
2024
通算 80 0

タイトル

クラブ

蔚山現代FC

代表

U-23韓国代表

個人

Kリーグ
Jリーグ
  • 優秀選手賞:1回(2016年

脚注

  1. ^ a b c d e f g 韓国Kリーグ蔚山現代よりGKキム スンギュ選手 完全移籍加入決定のお知らせ』(プレスリリース)ヴィッセル神戸、2016年1月5日http://www.vissel-kobe.co.jp/news/article/10462.html2016年1月6日閲覧 
  2. ^ パク・ジェヒョン (2019年4月30日). “K리그 데뷔한 고교생 오현규…유망주 꿈 앞당기는 준프로계약” (韓国語). 聯合ニュース. 2025年6月19日閲覧。
  3. ^ 【浦和 vs 神戸】先制点をアシストしたキムスンギュ J's Goal 2017年10月14日
  4. ^ 【神戸】2年目GK前川 名古屋戦でリーグ戦デビュー スポーツ報知 2018年11月3日
  5. ^ 神戸新加入のMFサンペールはベンチスタート サンスポ 2019年3月17日
  6. ^ 韓国メディアが神戸GKキム・スンギュの"ベンチ外"に注目 外国人枠の「被害受ける」 Football ZONE 2019年3月18日
  7. ^ 神戸退団のGKキム・スンギュ、韓国紙で移籍の理由を告白 「Jリーグが外国人枠を…」 Football ZONE 2019年7月31日
  8. ^ 神戸GKキム・スンギュの蔚山復帰が秒読み段階か…韓国紙「彼は現在、韓国に滞在している」 Goal.com 2019年7月24日
  9. ^ GKキム スンギュ選手蔚山現代FCへ完全移籍のお知らせ ヴィッセル神戸 2019年7月26日
  10. ^ 元ヴィッセル神戸キム・スンギュの復帰で、「GK対決」がKリーグの新たな観戦ポイントに スポーツソウル日本版 2019年8月2日
  11. ^ キム スンギュ選手 移籍加入合意のお知らせ 柏レイソル 2020年1月10日
  12. ^ キム スンギュ選手 アル・シャバブ・サウジに移籍 柏レイソル 2020年7月6日
  13. ^ キム スンギュ選手 完全移籍加入のお知らせ FC東京 2025年6月7日
  14. ^ Inc, SEESAW GAME (2024年1月19日). “韓国代表に大打撃…正GKキム・スンギュ、右ひざ前十字じん帯断裂でチーム離脱へ”. サッカーキング. 2024年2月11日閲覧。
  15. ^ モデルのキム・ジンギョン、Jリーグでも活躍したサッカー選手キム・スンギュと6月に結婚”. K Style (2024年4月30日). 2025年6月23日閲覧。
  16. ^ 「モデルとサッカー選手の出会い」 キム・ジンギョン&金承奎、長身カップルのウエディンググラビア”. エンタメコリア (2024年6月12日). 2025年6月23日閲覧。
  17. ^ FC東京加入のGKキム・スンギュが結婚1周年!美しきモデル妻が“甘々すぎる新婚生活”を公開”. スポーツソウル日本版 (2025年6月18日). 2025年6月23日閲覧。
  18. ^ 金承奎 - National-Football-Teams.com

関連項目

外部リンク





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