韓国FAカップ
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今シーズンの大会:![]() |
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開始年 | 1996 |
---|---|
主催 | 大韓サッカー協会 |
チーム数 | 60チーム |
加盟国 | ![]() |
前回優勝 | 浦項スティーラース (2024年) |
最多優勝 | 浦項スティーラース (6回) |
コリアカップ(韓: 코리아컵、英: Korea Cup)は、韓国におけるサッカーのカップ戦である。以前の正式名称はFAカップ(エフエーカップ、韓: FA컵、英: FA Cup)であり、日本では韓国FAカップとも呼ばれていたが、イングランドのFAカップと名称が同一で混乱を招くなどの理由で2024年大会からコリアカップに改称された[1]。韓国の銀行であるハナ銀行がスポンサーとして協賛しており、ハナ銀行コリアカップとも呼称される。
概要
2001年から、アマチュアの大会であった全国サッカー選手権大会が統合された。基本的に1回勝負のノックアウト方式のトーナメントで行われるが、2016年より決勝戦のみホーム・アンド・アウェー方式で実施されている。また、優勝クラブは2001年まではアジアカップウィナーズカップへの出場権を得る事が出来た。2002年にアジアカップウィナーズカップがアジアクラブ選手権と統合して、AFCチャンピオンズリーグになると、この大会への出場権が優勝クラブに与えられる事になった。
2024年大会から準決勝がホーム・アンド・アウェーになり、決勝はソウルワールドカップ競技場での一発勝負に変更された。優勝クラブにはAFCチャンピオンズリーグ2リーグステージの出場権が与えられる[1]。
参加クラブ
- 大会の参加クラブは以下の通りである(2014年大会時点)
- Kリーグクラシック全クラブ(4回戦から)
- Kリーグチャレンジ全クラブ(3回戦から)
- ナショナルリーグ全クラブ(3回戦から)
- K3リーグ全クラブ(上位2クラブは3回戦から、残りは2回戦から)
- 大学クラブ(上位10クラブは2回戦から、11~20位クラブは1回戦から)
- 国民生活体育全国サッカー連合会所属推薦10クラブ(1回戦から)
開催時期
例年Kリーグ終了後の11月および12月に開催され、決勝は12月中旬に行われてきた。しかし、寒い時期の開催は観客動員数などで大きな問題を抱え、長年サッカーファンの批判を浴びてきた。そのため、2006年大会以降はファンの長年の要望を受け入れる形で、春からの通年開催となった。2014年大会は3月22日より11月23日までの期間で開催された。
結果
歴代優勝クラブ
年 | 優勝クラブ | スコア | 準優勝クラブ |
---|---|---|---|
1996 | 浦項アトムズ | 0-0 (PK7-6) | 水原三星ブルーウィングス |
1997 | 全南ドラゴンズ | 1-0 | 天安一和天馬 |
1998 | 安養LGチータース | 2-1 | 蔚山現代ホランイ |
1999 | 天安一和天馬 | 3-0 | 全北現代ダイノス |
2000 | 全北現代モータース | 2-0 | 城南一和天馬 |
2001 | 大田シチズン | 1-0 | 浦項スティーラース |
2002 | 水原三星ブルーウィングス | 1-0 | 浦項スティーラース |
2003 | 全北現代モータース | 2-2 (PK4-2) | 全南ドラゴンズ |
2004 | 釜山アイコンス | 1-1 (PK4-3) | 富川SK |
2005 | 全北現代モータース | 1-0 | 蔚山現代尾浦造船 |
2006 | 全南ドラゴンズ | 2-0 | 水原三星ブルーウィングス |
2007 | 全南ドラゴンズ | 6-3 (合計) | 浦項スティーラース |
2008 | 浦項スティーラース | 2-0 | 慶南FC |
2009 | 水原三星ブルーウィングス | 1-1 (PK4-2) | 城南一和天馬 |
2010 | 水原三星ブルーウィングス | 1-0 | 釜山アイパーク |
2011 | 城南一和天馬 | 1-0 | 水原三星ブルーウィングス |
2012 | 浦項スティーラース | 1-0 | 慶南FC |
2013 | 浦項スティーラース | 1-1 (PK4-3) | 全北現代モータース |
2014 | 城南FC | 0-0 (PK4-2) | FCソウル |
2015 | FCソウル | 3-1 | 仁川ユナイテッドFC |
2016 | 水原三星ブルーウィングス | 2-1 (1st), 1-2 (2nd) 3-3 (合計), 10-9 (PK) |
FCソウル |
2017 | 蔚山現代 | 2-1 (1st), 0-0 (2nd) 2-1 (合計) |
釜山アイパーク |
2018 | 大邱FC | 2-1 (1st), 3-0 (2nd) 5-1 (合計) |
蔚山現代 |
2019 | 水原三星ブルーウィングス | 0-0 (1st), 4-0 (2nd) 4-0 (合計) |
大田コレイル |
2020 | 全北現代モータース | 1-1 (1st), 2-1 (2nd) 3-2 (合計) |
蔚山現代 |
2021 | 全南ドラゴンズ | 0-1 (1st), 4-3 (2nd) 4-4 (合計)(AGG) |
大邱FC |
2022 | 全北現代モータース | 2-2 (1st), 3-1 (2nd) 5-3 (合計) |
FCソウル |
2023 | 浦項スティーラース | 4-2 | 全北現代モータース |
クラブ別優勝回数
クラブ名 | 優勝 | 準優勝 | 優勝年 | 準優勝年 |
---|---|---|---|---|
浦項スティーラース |
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1996, 2008, 2012, 2013, 2023 | 2001, 2002, 2007 |
全北現代モータース |
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2000, 2003, 2005, 2020, 2022 | 1999, 2013, 2023 |
水原三星ブルーウィングス |
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2002, 2009, 2010, 2016, 2019 | 1996, 2006, 2011 |
全南ドラゴンズ |
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1997, 2006, 2007, 2021 | 2003 |
城南FC |
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1999, 2011, 2014 | 1997, 2000, 2009 |
FCソウル |
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1998, 2015 | 2014, 2016, 2022 |
蔚山HD FC |
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2017 | 1998, 2018, 2020 |
釜山アイパーク |
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2004 | 2010 |
大邱FC |
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2018 | 2021 |
大田ハナシチズン |
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2001 | — |
慶南FC |
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— | 2008, 2012 |
済州ユナイテッドFC |
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— | 2004 |
蔚山現代尾浦造船 |
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— | 2005 |
仁川ユナイテッドFC |
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— | 2015 |
大田コレイル |
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— | 2019 |
脚注
- ^ a b イ・ウィジン (2024年2月22日). “대한축구협회 FA컵, 이제 '코리아컵'으로…결승은 서울서 단판” (韓国語). 聯合ニュース. 2025年7月13日閲覧。
関連項目
外部リンク
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