韓国FAカップとは? わかりやすく解説

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韓国FAカップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/14 02:39 UTC 版)

ハナ銀行コリアカップ
Hana Bank Korea Cup
今シーズンの大会:
2025
開始年 1996
主催 大韓サッカー協会
チーム数 60チーム
加盟国 韓国
前回優勝 浦項スティーラース (2024年)
最多優勝 浦項スティーラース (6回)
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コリアカップ: 코리아컵: Korea Cup)は、韓国におけるサッカーカップ戦である。以前の正式名称はFAカップ(エフエーカップ、: FA컵: FA Cup)であり、日本では韓国FAカップとも呼ばれていたが、イングランドFAカップと名称が同一で混乱を招くなどの理由で2024年大会からコリアカップに改称された[1]。韓国の銀行であるハナ銀行がスポンサーとして協賛しており、ハナ銀行コリアカップとも呼称される。

概要

2001年から、アマチュアの大会であった全国サッカー選手権大会が統合された。基本的に1回勝負のノックアウト方式のトーナメントで行われるが、2016年より決勝戦のみホーム・アンド・アウェー方式で実施されている。また、優勝クラブは2001年まではアジアカップウィナーズカップへの出場権を得る事が出来た。2002年にアジアカップウィナーズカップがアジアクラブ選手権と統合して、AFCチャンピオンズリーグになると、この大会への出場権が優勝クラブに与えられる事になった。

2024年大会から準決勝がホーム・アンド・アウェーになり、決勝はソウルワールドカップ競技場での一発勝負に変更された。優勝クラブにはAFCチャンピオンズリーグ2リーグステージの出場権が与えられる[1]

参加クラブ

大会の参加クラブは以下の通りである(2014年大会時点)
  • Kリーグクラシック全クラブ(4回戦から)
  • Kリーグチャレンジ全クラブ(3回戦から)
  • ナショナルリーグ全クラブ(3回戦から)
  • K3リーグ全クラブ(上位2クラブは3回戦から、残りは2回戦から)
  • 大学クラブ(上位10クラブは2回戦から、11~20位クラブは1回戦から)
  • 国民生活体育全国サッカー連合会所属推薦10クラブ(1回戦から)

開催時期

例年Kリーグ終了後の11月および12月に開催され、決勝は12月中旬に行われてきた。しかし、寒い時期の開催は観客動員数などで大きな問題を抱え、長年サッカーファンの批判を浴びてきた。そのため、2006年大会以降はファンの長年の要望を受け入れる形で、春からの通年開催となった。2014年大会は3月22日より11月23日までの期間で開催された。

結果

歴代優勝クラブ

優勝クラブ スコア 準優勝クラブ
1996 浦項アトムズ 0-0 (PK7-6) 水原三星ブルーウィングス
1997 全南ドラゴンズ 1-0 天安一和天馬
1998 安養LGチータース 2-1 蔚山現代ホランイ
1999 天安一和天馬 3-0 全北現代ダイノス
2000 全北現代モータース 2-0 城南一和天馬
2001 大田シチズン 1-0 浦項スティーラース
2002 水原三星ブルーウィングス 1-0 浦項スティーラース
2003 全北現代モータース 2-2 (PK4-2) 全南ドラゴンズ
2004 釜山アイコンス 1-1 (PK4-3) 富川SK
2005 全北現代モータース 1-0 蔚山現代尾浦造船
2006 全南ドラゴンズ 2-0 水原三星ブルーウィングス
2007 全南ドラゴンズ 6-3 (合計) 浦項スティーラース
2008 浦項スティーラース 2-0 慶南FC
2009 水原三星ブルーウィングス 1-1 (PK4-2) 城南一和天馬
2010 水原三星ブルーウィングス 1-0 釜山アイパーク
2011 城南一和天馬 1-0 水原三星ブルーウィングス
2012 浦項スティーラース 1-0 慶南FC
2013 浦項スティーラース 1-1 (PK4-3) 全北現代モータース
2014 城南FC 0-0 (PK4-2) FCソウル
2015 FCソウル 3-1 仁川ユナイテッドFC
2016 水原三星ブルーウィングス 2-1 (1st), 1-2 (2nd)
3-3 (合計), 10-9 (PK)
FCソウル
2017 蔚山現代 2-1 (1st), 0-0 (2nd)
2-1 (合計)
釜山アイパーク
2018 大邱FC 2-1 (1st), 3-0 (2nd)
5-1 (合計)
蔚山現代
2019 水原三星ブルーウィングス 0-0 (1st), 4-0 (2nd)
4-0 (合計)
大田コレイル
2020 全北現代モータース 1-1 (1st), 2-1 (2nd)
3-2 (合計)
蔚山現代
2021 全南ドラゴンズ 0-1 (1st), 4-3 (2nd)
4-4 (合計)(AGG)
大邱FC
2022 全北現代モータース 2-2 (1st), 3-1 (2nd)
5-3 (合計)
FCソウル
2023 浦項スティーラース 4-2 全北現代モータース

クラブ別優勝回数

クラブ名 優勝 準優勝 優勝年 準優勝年
浦項スティーラース
5
3
1996, 2008, 2012, 2013, 2023 2001, 2002, 2007
全北現代モータース
5
3
2000, 2003, 2005, 2020, 2022 1999, 2013, 2023
水原三星ブルーウィングス
5
3
2002, 2009, 2010, 2016, 2019 1996, 2006, 2011
全南ドラゴンズ
4
1
1997, 2006, 2007, 2021 2003
城南FC
3
3
1999, 2011, 2014 1997, 2000, 2009
FCソウル
2
3
1998, 2015 2014, 2016, 2022
蔚山HD FC
1
3
2017 1998, 2018, 2020
釜山アイパーク
1
1
2004 2010
大邱FC
1
1
2018 2021
大田ハナシチズン
1
0
2001
慶南FC
0
2
2008, 2012
済州ユナイテッドFC
0
1
2004
蔚山現代尾浦造船
0
1
2005
仁川ユナイテッドFC
0
1
2015
大田コレイル
0
1
2019

脚注

  1. ^ a b イ・ウィジン (2024年2月22日). “대한축구협회 FA컵, 이제 '코리아컵'으로…결승은 서울서 단판” (韓国語). 聯合ニュース. 2025年7月13日閲覧。

関連項目

外部リンク




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