延長前半
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 17:50 UTC 版)
「2000年J2最終節」の記事における「延長前半」の解説
大分の勝利により、浦和のJ1復帰はVゴール勝ちが必須となった。引き分けでは大分と勝ち点で並ぶが得失点差で下回ってしまう。 浦和は後半戦の退場により一人少ないが、得点をあげるためにDFピクンを下げ、FW 岡野雅行を投入する。前がかりの攻撃にはなったが、延長Vゴール方式のため、先手一撃を狙っての投入である。岡野はインターバルの間にひとりピッチに登場し、猛ダッシュを繰返し、味方選手・サポーターを鼓舞した。これで浦和サイドの雰囲気が盛上がり、延長戦時点で一人多いはずの鳥栖の選手は明らかに怯み、ボールが足につかない状態となった。 そして延長開始から5分、浦和はセットプレーのチャンスを得る。FKは壁に弾かれるが、勢いを持ったこぼれ玉が途中出場の土橋正樹に渡る。体でワントラップしたあとの25m近いミドルシュートが左足から放たれ、これがネットに突き刺さって歓喜のVゴールとなった。 大分 1 – 0 大宮(試合終了) 浦和 2v – 1 鳥栖(試合終了) 1年前の最終試合でのFW福田正博の「世界で一番悲しいVゴール」もむなしくJ2へと陥落した浦和はこの日、そのときと同じ競技場で同じ延長Vゴールにより1年でのJ1復帰を果たした。対する大分は2年連続でわずか勝ち点1及ばず3位となった。 最終節終了時順位表(一部)順位クラブ試合勝点勝利(90分勝)(延長勝)引分敗戦得失点差得点失点2 浦和レッズ 40 82 28 (23) (5) 3 9 +42 82 40 3 大分トリニータ 40 81 26 (26) (0) 3 11 +42 80 38
※この「延長前半」の解説は、「2000年J2最終節」の解説の一部です。
「延長前半」を含む「2000年J2最終節」の記事については、「2000年J2最終節」の概要を参照ください。
- 延長前半のページへのリンク