表記・発音・アクセント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 21:43 UTC 版)
「日本における英語」の記事における「表記・発音・アクセント」の解説
腕時計の都市表記(カシオ計算機「OCEANUS」) カップヌードル「ド」が小さく上付きなのは、英語の正確な発音を表現するためと、複数のテレビ番組で日清食品広報部が回答している。 表記 英語とともに、横書き・アラビア数字も日本にもたらされた。 完全な英語依存を避けるため、略語としての頭字語と和訳名を併用する場合がある(「NATO(北大西洋条約機構)」など)。「珈琲」「檸檬」などの当て字や、「噸」「瓲」(どちらもトン)などの和製漢字(国字)、KY語も生まれた。 ブとヴ(後者は「在外公館名称位置給与法」の改正などで使用減退傾向)、長音符 などカタカナ表記において、ばらつきの有る語もある。例えば、「エンターテインメント」(entertainment, エンターテイメント、エンタテイメント、エンタテインメント)、「ユニフォーム」(uniform, ユニホーム)。 四つ仮名に関して、近年は「d」「g」表記の英語も「j」「z」と一緒くたに扱い、ヂとヅは用いずにジとズへ統一されつつある。かつては、ビルヂング、ヂブラルタル、フーヅやキッヅなどが見られた。 明治期には独創的な試みも存在したが、現代のかな(カナ)表記は単純化され、「r」と「l」は同じら行扱いにされて区別ができず、「f」と「h」(は行)の区分も曖昧にされてきた(多くの語はfだが、hのフードやフーリガンなど)。また、「th」(無声歯摩擦音)の表記も特別には存在しない(さ行で転写することが主流)。 発音・アクセント (和製英語も含めた)カタカナ表記に併せることによる発音の束縛が、ネイティブのそれとかけ離れていることを懸念する声もある。一方で「アンビリーバボー」(Unbelievable, アンビリーバブル)のように、英語側に寄せようというものも登場してきている。なお、そもそも日本語は子音の後に母音を挿入して音節を形成するのが原則で、英語学習の際には、そのように安易に「修復」してしまう人が多いという指摘もある。 いわゆる「空耳英語」としては「掘った芋いじるな」≒「What time is it now?」が有名である。また「揚げ豆腐」≒「I get off」も広く知られている。しかしそれ以外には、世の中に定着した例は少ない。 なお、特に首都圏の若年層を中心とした、外来語アクセントの平板化傾向を指摘する研究調査もある。
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