蘭の花言葉
#胡蝶蘭
胡蝶蘭には「永遠の愛」、「幸せが飛んでくる」という花言葉がある。特に幸せが飛んでくるは胡蝶蘭の名前の由来となった蝶が飛んでいる様子から付けられたとされている。このように胡蝶蘭はプラスなイメージを与える言葉が多いことから、開店祝いや開業祝いなどお祝いごとの際のプレゼントによく選ばれている。
#シンビジウム
シンビジウムの花言葉は「素朴」「飾らない心」などがある。シンビジウムの花は薄いピンクや白など落ち着いた色が中心だ。そのため、シンビジウムの花言葉は元々蘭が持つ優雅な雰囲気と合わせて落ち着いた愛情を表す言葉が多い。
#デンドロビウム
デンドロビウムの花言葉は「わがままな美人」「天性の華を持つ」など。蘭の花言葉は優しい印象のものが多いが、デンドロビウムはどちらかと言うと次で紹介するギリシャ神話に登場するオルキスのわがままさに着目した花言葉が多い傾向にある。
#カトレア
カトレアの花言葉には「魔力」「優雅な貴婦人」などがある。カトレアは洋蘭の女王とも呼ばれ、豪華な印象を与える花だ。そのため、女性に例えられやすい蘭の中でも特に成熟した大人の女性を連想させるような花言葉が多い。
蘭の花言葉の由来
胡蝶蘭の花言葉はギリシャ神話が由来している。直接蘭の花言葉に関係しているのは、酒神バッコスに従う山の精サテュロスの息子オルキスだ。オルキスは酒好き女好きで自分の母親にまで手を出そうとするような青年だった。しかし、ある日酔ったオルキスは女司祭にまで手を出そうとし、神たちを怒らせて罰としてバラバラにして殺されてしまう。息子が殺されて悲しんだ父親サテュロスが神々に祈ると、ばらばらになったオルキスの死体が蘭の形に変わった。そしてその後は美しい花として人々を魅了したことから、蘭には優雅、美しいなどといった花言葉が付けられた。蘭の英語の花言葉
蘭の英語の花言葉は「Love(愛)」、「Beauty(美)」、「Beautiful Lady(美しい女性)」、「Refinement(上品・優雅)」など。日本語の蘭の花言葉と同じように美しさに関わる言葉となっている。蘭の色別の花言葉の解説
蘭は種類だけでなく色でも花言葉が変わる。色別の花言葉はその花が持つ印象と色合いが持つ印象をかけ合わせて決められたものが多い。#胡蝶蘭
オーソドックスな胡蝶蘭の色は白だが、それ以外にもピンク、黄色、青など様々な色が存在する。まず白い胡蝶蘭の花言葉は「清純」だ。結婚式における新婦のドレスや着物が白を基調としたものなのは純粋などの意味合いがあり、胡蝶蘭の花言葉と共通しているので結婚式に贈る花として胡蝶蘭が選ばれることは多い。薄いピンクの胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛します」だ。この花言葉における愛する対象にはパートナーだけでなく、家族や友人も含まれる。そのため、ピンクの胡蝶蘭は母の日などのプレゼントとしても人気が高い。
黄色や青は品種改良によって作られた人工物だ。それ故に花言葉は他の色と比べるとあまり馴染みがないかもしれないが、色が持つイメージに合わせた花言葉が存在している。まず黄色は商売繁盛、金運向上など。胡蝶蘭は開業祝い・開店祝いに贈る花の定番なので、白の胡蝶蘭にアクセントとして黄色を混ぜるのも良いだろう。青の胡蝶蘭の花言葉は「愛」、「尊敬」だ。これはパートナーや目上の人へのプレゼントに良いだろう。ピンクは女性らしいイメージを持たれがちなため、青い胡蝶蘭は父の日に贈る花として選ばれやすい傾向にある。
#シンビジウム
シンビジウムには白、黄色などの色がある。まず白のシンビジウムの花言葉は「深窓の麗人」だ。シンビジウムは蘭の中でも控えめに咲く花である。それに加えて白の持つ高貴さ、手の届かない印象からこの花言葉が付けられている。黄色に関しては「誠実な愛情」「飾らない心」などといった花言葉がある。これは黄色いシンビジウムは他の色よりもパステルカラーに近く、主張が控えめな印象を与えるため、飾り気の無い愛情を示す花言葉が付けられている。
#デンドロビウム
デンドロビウムは白の他にも赤、紫、ピンクの花を咲かせる。白いデンドロビウムの花言葉は「純粋な愛」だ。これは他の種類の蘭と同じように、白が持つ純粋なイメージから付けられたものと言えるだろう。赤いデンドロビウムの花言葉は「愛と欲望」。デンドロビウム自体わがままなど人間の欲に関する花言葉が付けられている。それに加えて赤が持つ情熱的な印象から強引な印象の花言葉が付けられている。ピンクと紫の場合の花言葉は「官能」だ。元々蘭にまつわるギリシャ神話は性欲にまみれたものである。加えて紫やピンクのデンドロビウムは他の花と比べて色が濃く、セクシーな大人の女性を連想させるものと言えるだろう。それ故に、大人な印象を与える花言葉となっている。
蘭の本数別の花言葉の解説
特にない。蘭の怖い花言葉
蘭に怖い花言葉は存在しない。蘭と言えば胡蝶蘭を筆頭にお祝いごとに選ばれることが多い花だ。そのため、おめでたい花言葉が中心で、悪い意味の花言葉が付いている蘭の花はめったに存在しない。強いて言うならカトレアの花言葉が「魔力」だが、これは「人を惹き付ける魅力がある」という意味で魔力と付けられているので心配する必要はない。※ 花言葉の内容は諸説あります。
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