著名な担当事件
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オウム真理教事件 ‐ 高橋克也 一審会社員VX殺害事件 オウム被害者の会 会長VX襲撃事件 公証人役場事務長逮捕監禁致死事件 東京都庁小包爆弾事件 地下鉄サリン事件 乳腺外科医師わいせつ事件 (柳原病院事件)男性外科医師が、執刀した女性患者の乳首を舐めたとして起訴された準強制わいせつ事件。 全身麻酔を伴う術後は、稀に、患者が無意識的に性的妄想体験をする「術後せん妄」という症状を引き起こすことがある。本件では、女性患者が訴える被害体験は事実であるとし懲役3年を求刑した検察側の主張と、術後せん妄であるという弁護側の主張が真っ向から対立した。 2019年2月20日、東京地方裁判所は無罪の判決を言い渡した。検察側は3月5日に控訴した 微物鑑定を行った警視庁科学捜査研究所の研究員が、実験ノートにあたるワークシートを鉛筆で記載し、少なくとも9カ所を消しゴムで消して書き直していたり、本件ではDNAの量が争点になることを検察官から知らされた後に、定量検査についてのデータや抽出液を廃棄したために、鑑定結果が検証不能になったりしたことから、地裁判決は、「検査者としての誠実性」に疑問符をつけ、鑑定書について「証明力は十分なものとはいえない」とした。 2020年7月13日、東京高等裁判所(朝山芳史裁判長、伊藤敏孝裁判官、高森宣裕裁判官)は一審無罪を破棄し、被告に対し執行猶予なし懲役2年の実刑判決を言い渡した。被告・弁護側は、即日上告した。翌日、趙は「科学的根拠は何もない。全く無い。」「これは、専門家に対する冒涜だと思う。」などとブログにつづった。 最高裁判所第2小法廷(三浦守裁判長)は検察側と弁護側の意見を聞く弁論を2022年1月21日に開くことを決めた。一審の無罪を破棄して、懲役2年の実刑を言い渡した控訴審判決が見直される可能性がある。 2022年2月18日、最高裁判所第2小法廷(三浦守裁判長)は逆転有罪とした控訴審判決を破棄し、審理を東京高等裁判所に差し戻した。最高裁は「検査結果が信頼できるかどうか、明確でない部分がある」と指摘した。趙は二日後にブログで控訴審判決が破棄されたことについては喜びを示しながらも、審理を差し戻したことについて「三重の危険をもたらす」「いかに残酷で、非人道的なことかを想像してもらいたい」と最高裁の姿勢を批判した。 新井浩文 強制性交等罪否認事件俳優の新井浩文が自宅で出張マッサージのサービスを受ける際、女性マッサージ師に対して強制性交を行ったとして起訴された事件。 新井は性交行為自体があったことは認めており、その際に、①強制性交等罪の成立要件とされる「相手方の反抗を著しく困難にする程度の暴行」はなかった(この程度を満たす「暴行」が事実認定されなければ、刑事事件としては不可罰であり、新井の行為は民事上の不法行為責任の範囲で有責となる)、②相手方の合意があるものだと誤信していたため、犯罪の成立要件である「故意」はなかった、として2点を争点として争った。 2019年12月2日、東京地方裁判所は求刑通り懲役5年の実刑判決を言い渡し、被告側は判決を不服として即日控訴した。
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