著作歴とは? わかりやすく解説

著作歴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 09:02 UTC 版)

わたなべまさこ」の記事における「著作歴」の解説

1952年昭和27年)、挿絵画家経て貸本漫画出版社中村書店で『小公子』(原作フランシス・ホジソン・バーネット)を執筆後、若木書房より単行本『すあまちゃん』『涙の賛美歌』で少女漫画家としてデビュー1957年昭和32年)から少女漫画雑誌での連載開始1960年代初期には、母娘姉妹の絆をテーマにした『白馬の少女』『おかあさま』等が人気博した1960年代中頃からは欧米舞台にした作品群で少女達に夢とロマン与え1970年代には少女内面にある善悪双方共感呼んだガラスの城』に続く代表作聖ロザリンド』でサスペンスホラーの新境地開拓同時期にウィリアム・アイリッシュ原作幻の女』等、海外ミステリ漫画化も手がけている。 レディースコミック誌に活動の場移した1980年代には、日本舞台にした作品中心となり、単行本18冊にわたる短編連作悪女シリーズ』、後年テレビドラマ化され長編独りまつり』等の愛憎物語経て、『ねんね…しな』等の怪談長編短編描き始めている。昭和初期日本的情緒の中で女の魔性を描く『小間使い』等の短編は、1990年代入ってから泉鏡花原作夜叉ヶ池』等の近代文学漫画化にもつながり同時期に長編『かおるの最後の顔短編華燭メアリ・H・クラーク原作永遠の闇眠れ』等、現代舞台にしたミステリ佳作も多い。画面全体から醸し出される詩情深さは、2000年代入ってからの江戸時代物『ライオンの城』等にも受け継がれている。1993年平成5年)にスタートした金瓶梅』は2011年まで連載した1991年平成3年)から2003年平成15年)にかけて、ホーム社発行集英社発売刊行され選集わたなべまさこ名作集』では、画業50年越える各時代多彩な作品群100冊に収録されている。デビュー以降わたなべまさこ単行本様々な出版社から刊行されてきたが、この名作集で初め単行本化された作品少なくない2008年平成20年)には、双葉社から『まんがと生きて』(ISBN 4575300888)を刊行した2017年平成29年)に、宝島社の「このマンガがすごい!comics」から44年ぶりになる描き下ろしの完全新作第0話収録した『聖[セイントロザリンド』が再版された。

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