著作権騒動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 04:35 UTC 版)
監督のハロルド・ウォーレンがこの映画に著作権標記を入れていなかったため、本作は一般的にパブリックドメイン だと考えられている。当時、著作権標記を入れていない映画は米国内で著作権消失になり、これは『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』でも起こった事である。ソロヴィの復元に関するニュースが流れた時、ハロルド・ウォーレンの息子ジョー・ウォーレンはこの映画が実際にはパブリックドメインではない可能性について説明するようになり、父親の作品から赤の他人が利益を得られないよう模索した。2013年に同脚本が著作権で保護されていて米国議会図書館に登録されていることをウォーレンは発見し、この著作権が映画にも適用されるものと彼は信じている。こうした裁判に関する判例がないため、同映画の法的地位は不確定である。ソロヴィは自分の復元版に著作権を適用しており、ウォーレンはその行為に法的強制力がないと信じているが、現時点ではソロヴィに対する法的措置は請求されていない。ウォーレンは『Manos: The Hands of Fate』というフレーズ商標 の出版物差し止めを獲得することが可能で、仮に米国特許商標庁がその承認を決した場合には様々な二次創作物に影響を与える可能性があった。
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