最後の顔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 04:57 UTC 版)
七生(ななお) 声 - 藤田淑子 真魚と湧太が出会った10歳の少年。誘拐犯から逃れてきたという彼は傷を負っていたが、粉薬を飲むとたちまち直った。実はこの薬は人魚から作られたもので、ある秘密が隠されていた。本名は不明。 七生の母 声 - 勝生真沙子 本来は祖母。成長して結婚した実の息子から孫を8年前に誘拐し、息子と同じ名前をつけて育てていた。かつて息子を溺愛していたが、25年前に夫と離婚した際に親権を取られたことに悲観し、人魚の肉で無理心中を図ったが一命を取り留め、不老不死となった。結果、彼女の顔には“なりそこない”のようなケロイドが残り、そのうえ激しい痛みが徐々に増す副作用が生じた。その傷を隠し痛みから逃れるために、死体の顔面の皮膚を剥ぎ取り、自身のそれと付け替えていた。七生を自分と同じ不老不死にして永遠に手許に置くために、人魚の薬を少しずつ与えて耐性を付けさせ、いずれ人魚の肉を食べさせるつもりだった。しかし、その計画は真魚と湧太によって阻止され、最後は息子に七生を返し、自らは倉庫を放火してその火中に身を投じ全てを終わらせた(アニメでは失踪する)。 七生の祖母 声 - 巴菁子 本来は曽祖母。七生の母が誘拐してきた後は、一緒に曾孫(七生)と暮らしていた。最後は孫に七生を返した。 男(おとこ) 声 - 高田裕司 / 少年:大本眞基子 七生の実の父で、本当の七生でもある。実の母に無理心中の際には人魚の肉を吐き出したために不老不死にならなかったが、身体に大きな傷が残された。母に息子を誘拐されようやく見つけ出しつれて帰ろうとしたときに、誘拐犯と間違われて逃げられた上に、再会した母に崖から突き落とされて負傷する。最後は母から少年時代に贈った手鏡を返され、彼女を見送る。
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