最後の鷹匠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 19:17 UTC 版)
春まだ浅い鳥海山に鷹匠が分け入る。彼の腕には大きな鷹が止まっている。ウサギを見つけると鳥海号の冠毛が逆立つ。鷹匠の合図とともに鳥海号は一直線にウサギに襲いかかり、強力なかぎ爪で押える。鳥海号にはほうびの肉が与えられる。鷹匠の父は名人と呼ばれていたが、鷹匠が子どもの頃に、火事で鷹を助けようとして亡くなった。父の墓を守るように2羽の鷹は動かず、49日目に息絶えた。日本経済の高度成長ににより、鷹狩は苦労の割りに収入が少なく、鷹匠は激減する。鷹匠は斜面が不安定であり、雪崩の危険性を察知する。しかし、鳥海号は飛び立ち狐に向かっていく。古狐は反撃し、鷹匠は我を忘れて駆け出し、雪崩に飲まれる。作品の冒頭には「この一編を故・土田力蔵氏の霊に献げる」と記載されている。
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