船の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/17 08:50 UTC 版)
オーセベリ船は鎧張りで作られたカルヴィ型(Karv、古ノルド語: Karfi)で、ほぼ全てがオーク材で出来ている。全長は約21.58m幅5.10m、マストは9ないし10m前後である。約90m2の帆が張られており最速10ノットで航行可能だった。また15対のオール穴があり30人で漕げた。他の付属物には幅広い舵取りオール、鉄の錨(いかり)、渡り板、あか汲みなどが含まれている。船の船首と船尾はオーセベリ様式として知られる特徴的な「握り獣(gripping beast)」様式の複雑な木彫りで念入な装飾がほどこされている。航海に適しているとはいえ、オーセベリ船は比較的脆弱であり、沿岸の航海にしか用いられなかったと考えられている。
※この「船の構造」の解説は、「オーセベリ船」の解説の一部です。
「船の構造」を含む「オーセベリ船」の記事については、「オーセベリ船」の概要を参照ください。
船の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 13:54 UTC 版)
車両航送に用いる鉄道連絡船では、船の中のあるデッキ(車両甲板)に線路が敷かれており、前部または後部またはその両方に扉を備えており、桟橋と接続して車両の出し入れができるようになっている。桟橋には可動橋が備えられており、潮の満ち引きにより水位が上昇・下降するのに合わせて適切に地上の線路と船を接続するようになっている。 通常の船の甲板や船倉に鉄道車両を搭載することもできるが、専用に建造された鉄道連絡船は車両の積み降ろしがより速くでき、何両もの車両を一度に積み降ろせるという利点がある。
※この「船の構造」の解説は、「鉄道連絡船」の解説の一部です。
「船の構造」を含む「鉄道連絡船」の記事については、「鉄道連絡船」の概要を参照ください。
船の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 04:24 UTC 版)
「MOL COMFORT」の記事における「船の構造」の解説
船の大きさは全長316 m、幅45.6 m、喫水14.535 m、深さ(上甲板からキールまで)25.0 m、登録総トン数86,692トン、載貨重量トン90,613トンである。機関は三菱重工業神戸造船所製のディーゼルエンジン1機(2ストロークシングルアクティング11シリンダー 三菱スルザー11RT-flex96C)を搭載し、62,920 kW(約84377馬力)102回転/分で速力25.25ノットを発揮する。搭載能力は8,110 TEU(20フィート海上コンテナ換算8,110個)である。 コンテナ船では、コンテナを搭載するための大きな開口部を有する関係で、船体を曲げる力に対抗する構造部材が少なく、船体上部に大きな負担がかかるのが必然となっていた。船の大型化が進行するにつれて鋼材の厚さが増していき、靭性の低下を招いて構造の信頼性低下を招くおそれがあった。そこで強度の高い鋼材が用いられるようになり、2007年6月に就航したMOL CREATIONでは世界で初めて、従来に比べて2割ほど強度を高めた降伏応力47 kgf/mm2級鋼板(47キロハイテン)を船体上部構造に採用した。これにより軽量化と低重心化を達成し、コンテナ搭載数の増加とバラスト水搭載量の低減により経済性を向上させた、最新鋭のものとなった。MOL COMFORTはこのMOL CREATIONの同型船であった。
※この「船の構造」の解説は、「MOL COMFORT」の解説の一部です。
「船の構造」を含む「MOL COMFORT」の記事については、「MOL COMFORT」の概要を参照ください。
- 船の構造のページへのリンク