船の発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/07 14:15 UTC 版)
「ケダー・マーチャント」の記事における「船の発見」の解説
2007年12月、ドミニカ共和国カタリーナ島沖70フィート(21m)で地元の住民が難破船を発見し、後にインディアナ大学の考古学者によって調査された。何世紀もの間多くのトレジャーハンターたちが探し求めていたこの船が、岸にこれほど近く、浅く澄み切った水の中に沈んでいたことに研究チームは驚かされた。歴史記録が一貫していることと、残骸の中から発見された大砲により、これがケダー・マーチャントの残骸であるとの確信は研究者たちの間でも強かった。インディアナ大学の研究チームは現地調査の許可を受け、現場を一般人も立ち入り可能な水中保護区とした。 ケダー・マーチャントはアルメニアの交易史上重要なシンボルであったため、同国の研究者たちも長い間船を発見する試みを続けていた。アヤース船舶研究会(Ayas Nautical Research Club)は2007年3月に発表した声明で、アルメニア国旗を掲げた46フィートのヨット、Anahit号でカリブ海を調査航海する予定だと述べた。同会は2004年から2006年にかけ、13世紀のアルメニア船キリキア号(Kilikia)のレプリカでヨーロッパ中を航海したカレン・バラヤン(Karen Balayan)が代表をつとめる。
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