脊椎動物の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 14:50 UTC 版)
脊椎動物以外の脊索動物では、明確な頭部は見られないが、脊椎動物は、どれもはっきりとした頭部がある。口はほぼ前端、やや下面に開き、消化管は前方部分両側の側面に鰓裂(さいれつ)が並ぶ。この鰓裂までがほぼ頭部に当たる。左右に目が1対のほか、上面にろ頂眼という目が一つあるが、これは残っているものがほとんどない。両目の間には中枢神経である脳があり、脊髄が背中側を後方に伸びる。脳を包むように頭蓋骨がある。無顎類以外では、上顎と関節する下あごの骨があり、これは鰓裂の支持をする骨に由来する。この構造は、消化管入り口に枠をつけ、大きく開く能力を与えたことで、他の分類群に類例がないものである。なお、頭部のうち背後側を、後頭部(こうとうぶ)ということが多い。 鼻は、魚類においては口の上側の皮膚に口を開く穴で、出口も体外に向かうものが多かったが、出口を口腔内に持つものから両生類が進化し、空気の取り入れと化学物質の受容器に発達した。耳は、平衡胞として頭蓋骨内部に由来し、両生類が陸上に進出したとき、これを応用的に聴覚器官として発達させたものである。
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脊椎動物の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 00:46 UTC 版)
以下、発生のモデル生物としてよく使われる両生類について説明する。他の脊椎動物では様々な違いはあるものの、基本的な特徴は共通している。
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脊椎動物の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:25 UTC 版)
脊椎動物の場合、測定部位の名称として目より前の部分を吻と呼ぶことになっている。したがって、それが突き出していようがいまいが吻はあることになる。この使い方は魚類、両生類、爬虫類、哺乳類で用いる。鳥類の場合、嘴が明確に区別できるので扱いが異なる。 他方で、実際に突き出た部位として吻が区別できる例も多い。軟骨魚類では口は先端ではなく、やや後方下面に開く。そのために吻は口より前に突き出た部分として存在する。サメでもエイでもこの部分は三角形に突き出しているものが多い。中にはノコギリザメのように飛び抜けて突き出した例もある。 一般の魚類では口が先端に開く例が多い。両生類、爬虫類、鳥類もその点ではほぼ同じである。哺乳類ではバクやゾウなどが口より前に突き出た部分を持ち、これは鼻であるが、吻と呼んでも差し支えない。その点ではヒトの鼻も吻であり、そこから接吻とは鼻と鼻を擦り合わせることのはずである。哺乳類で最も吻が発達しているのはゾウ類である。 口そのものが長く突き出したものとしては、タツノオトシゴやヨウジウオ、アオヤガラなどがあり、これらの突き出した部分も吻と言う。サヨリのように下顎が突き出したものやダツのように上下顎がそれぞれ別個に突き出しているものはこう呼ばず、嘴ということがある。
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脊椎動物の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 14:19 UTC 版)
脊椎動物の付属肢は外肢とも言われる。脊索動物としては、本来は付属肢は必ずしも存在するものではなかったであろう。ナメクジウオには明確な付属肢がない。魚類では二対の対鰭と普通は三個の不対鰭がある。両生類以上では付属肢は前足と後足の二対に固定されている。
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脊椎動物の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 16:06 UTC 版)
爬虫類の脱皮が特に有名である。最も顕著なのはヘビ類である。口の部分から剥がれ、脱皮殻は靴下を裏返して脱ぐように、裏返りながら剥がれ、全身の皮が一繋がりに剥がれる。トカゲ類では体の表面がバラバラに剥がれる形で脱皮が行われる。その他の爬虫類もバラバラに皮が剥がれる形なので、さほど目立たない。 その他、両生類のカエルなどの一部や魚類でも、比較的まとまった形で脱皮する例が知られているが、その皮は薄く、目にする機会は少ない。
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