脊椎動物のRNAウイルスの進化史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 21:19 UTC 版)
「ウイルスの進化」の記事における「脊椎動物のRNAウイルスの進化史」の解説
RNAウイルスは脊椎動物の疾患(インフルエンザ、C型肝炎、エボラウイルス感染症)を引き起こすことが知られている。 2018年、Yong-Zhen Zhangらの研究グループは、これまでのRNAウイルス研究が哺乳類と鳥類のRNAウイルスに重点が置かれていたのに対して、魚類、爬虫類、両生類のRNAウイルスを調査した。この研究で、哺乳類と鳥類に感染することが知られている脊椎動物特異的なウイルスのファミリー(インフルエンザウイルス、フィロウイルス、ハンタウイルスなど)が両生類、爬虫類、魚類にも存在していることが判明した。Zhangらは、脊椎動物のRNAウイルスの進化史はその宿主の進化史とほぼ一致しており、これらのRNAウイルスの進化が数億年前に始まったことが示唆されると論じた。
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