耶馬渓ダムとは? わかりやすく解説

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耶馬溪ダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/13 09:59 UTC 版)

耶馬溪ダム

所在地 左岸:大分県中津市耶馬溪町大字大島
右岸:大分県中津市耶馬溪町大字柿坂
位置 北緯33度26分49秒 東経131度07分27.4秒 / 北緯33.44694度 東経131.124278度 / 33.44694; 131.124278
河川 山国川水系山移川
ダム湖 耶馬溪湖
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートダム
堤高 62.0 m
堤頂長 313.0 m
堤体積 395,000 m3
流域面積 89.0 km2
湛水面積 110.0 ha
総貯水容量 23,300,000 m3
有効貯水容量 21,000,000 m3
利用目的 洪水調節不特定利水
上水道工業用水水力発電
事業主体 国土交通省九州地方整備局
電気事業者 大分県企業局
発電所名
(認可出力)
耶馬溪発電所
(1,700kW
施工業者 大成建設梅林建設
着手年 / 竣工年 [[1979年[1]]] / [[1985年[2][1][3]]]
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耶馬溪ダム(やばけいダム)は、大分県中津市を流れる、一級河川山国川水系山移川に建設されたダムである。

概要

国土交通省九州地方整備局が管理を行う国土交通省直轄ダムで、高さ62.0メートル重力式コンクリートダム。山国川水系唯一のダムで、山国川の治水、利水及び水力発電を目的とした特定多目的ダムである。下流にある平成大堰とともに、中津市のみならず、福岡県北九州市及び京築地域の水がめとして重要な位置を占めている[1]。大分県は事業参画して費の建設費のうち治水分を27億円、利水分を57億円負担したものの、オイルショックで工場が思ったほど進出せず、各工場での水の利用効率も高まったため、工業用水としての利用実績はない(2022年時点)[4]

  • 洪水調節容量 - 1,120万m3
  • 利水容量 - 980万m3
    • 不特定用水 - 550万m3
    • 都市用水及び発電(従属) - 430万m3

調査段階では所在地の大字に由来する柿坂ダムという仮称であったが、着工前に当地随一の観光地で名勝の耶馬渓より名を取って耶馬溪ダムに名称が変更された。

ダムカード(2017年3月のVer.1.1)の名称には「耶馬ダム」ではなく「耶馬ダム」と書かれている。

「耶馬溪ダム記念公園」が、昭和63年度手づくり郷土賞(小さなふれあい広場)受賞

耶馬溪湖

ダムによって形成された人造湖は、耶馬溪湖(やばけいこ)と命名されている。ただし、耶馬溪の名を冠しているものの、耶馬日田英彦山国定公園には指定されていない。

1994年平成6年)には、日本初の公営水上スキー施設である耶馬溪アクアパークがオープンしており、水上スキーに加え、ウェイクボードバナナボートなどを楽しむことができる[5]。かつては冬場は休業していたが、2006年(平成18年)からは通年で営業している[6]

脚注

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